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“新時代のコーティング”で焼いた肉は格別だ!

備長炭を超える、純度99.9%の魔法のプレート

author: 澤村 尚徳date: 2021/12/28

いつの頃からか、キャンプでは焼肉よりもステーキ派。熱した鉄板に牛脂をひいて、ここぞとばかりに厚い肉を置いたときの「ジュワーッ」という音は、いつ聞いても耳に福をもたらす。だから鉄板は、厚い方がいいと聞けば厚いものを、より使いやすいものがあると聞けば機能的なものを求めていた。でも鉄板だけが肉を美味しく焼く道具ではないことに、「カーボングラファイト」という素材に出会ってから気づいた。

金属ではない調理器具

アウトドア用で使われる調理器具の素材は、蓄熱性の高い鉄、熱伝導率が高いアルミ、軽量なチタン、腐食に強いステンレスと、使用環境を考えて実に様々。だがそのほとんどが、鉄・非鉄を含めすべて金属だ。理由は簡単。破損に強いから。だから何の疑いもなくこれら素材の調理道具を選んでいたし、もちろん今でも使っている。

そこに加わったのが金属製ではない調理器具、Stay smileの「カーボングリルプレート」(31,800円)だ。約2年前。当時発売されていたカーボングラファイトの鍋(現在は生産中止)を使ったところ、素人でもわかるくらい、ほかの鍋とは違う仕上がりで驚いたのだ。それ以来、カーボングラファイトという素材に興味を持ち、登場したタイミングで入手したのだ。

純度99.9%の炭でできた板

そもそもカーボングラファイトとは、カーボン(元素記号C=炭素)を高温で熱して不純物を取り除いた、純度99.9%の炭(グラファイト)で、主に工業製品に使われている。よく見る、市松模様に編まれたカーボンファイバーとは別物である。

これまでにもカーボングラファイトの調理道具はあるが、違うのが加工方法。加工するには、片側から圧力をかけて押し出す押出材、型に入れてプレスする型押材、そして6面を等圧でプレスするCIP材の3種類がある。

既出の製品は、安価ながらキメが粗い押出材のもの。このグリルプレートには、ギュッと圧縮されてキメが細かく、より高強度なCIP材を使用。その分、ほかのカーボングラファイトよりもどうしても値が張ってしまうのだ。

一番の魅力は、何といっても遠赤外線効果。遠赤外線効果が発生する要因は、炭に含まれる炭素にある。焼き鳥を焼くときによく使われる備長炭は、炭素92~93%、灰分2~3%、揮発分4~5%といわれている。

対してこのカーボングラファイトは炭素が99.9%。つまり遠赤外線の効果は備長炭以上で、普通の熱源の上に置いただけで、何でも炭火焼きになるというわけ。お肉はもちろんだが、明確に違いが分かるのが野菜や魚を焼いたとき。中がふっくら、みずみずしいのだ。

加えて、カーボンは熱伝導率が高いからシングルバーナーで使っても火が当たらない四隅でも料理ができるし、金属じゃないから錆びない。

美味しく焼けるという以外に、手放せない理由が、汚れの落としやすさ。“新時代のコーティング”ともいわれる、セラミックコーティングが施されていて汚れが簡単に落ちる。肉を焼いた後ペーパーで拭けば汚れは落ちるし、一晩放置してもスルッと落ちる。焼き焦げも付かないし、キャンプで焼き物をしても後片付けが面倒くさくないのだ。


澤村 尚徳

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編集者
澤村 尚徳

大学卒業後、雑誌、書籍をはじめ、さまざまな紙媒体の編集に携わる。2017年、全国誌の編集長からITベンチャーに転職。コンテンツ作成、イベントプランナー、オウンドメディア編集長を経て、現在、出版社系Webメディア編集長。コンテンツ作りや体制作り、データの分析・活用など、企業メディアにおけるお悩み解決もしている。