MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
検索
Tags
  1. TOP/
  2. ウェルネス/
  3. 墓場まで持ってくほどじゃない失敗談|ミュージシャン・にしな の場合
ウェルネス

笑かせたかっただけなのに、まさかの事態に!?

墓場まで持ってくほどじゃない失敗談|ミュージシャン・にしな の場合

author: にしなdate: 2024/11/04

表舞台で活躍するあの人に、墓場まで持っていくほどじゃない失敗談を聞いてみよう。誰もがちょっとした失敗をしていると分かれば、心の中のモヤモヤも少しは晴れてくれるはず。

今回、失敗談を教えてくれたのは、ミュージシャンのにしなさん。ちょっとした冗談が混乱を招いてしまった「こんなはずじゃなかった」エピソードとは?

にしな

1998年生まれ。東京都出身。2021年、ワーナーミュージック・ジャパンよりデビュー。Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise」にも選出された。やさしくも儚く、中毒性のある声。どこか懐かしく、微睡む様に心地よいメロディーライン。無邪気にはしゃぎながら、繊細に紡がれる言葉のセンス。穏やかでありながら、内に潜んだ狂気を感じさせる彼女の音楽は、聴く人々を徹底的に魅了する。2024年10月16日、ドラマ『つづ井さん』エンディング主題歌に起用されているニューシングル『ねこぜ』をリリース。

YouTube:@nishinaofficial
X:@nishina1998
Instagram:@247nishina247

金髪のウィッグに妙に惹かれたあの日

“失敗談”と聞いて思い浮かぶのは、2年前に起きた「金髪ウィッグ事件」。ほんの出来心で送ったLINEでスタッフさんを困惑させてしまった、今となっては笑える思い出話です。

私、髪を切ったり染めたりするときは、事務所のスタッフさんに「こういう髪型にする予定です」って共有するんです。急に印象が変わるとよくないからって。これまで勝手に髪型を変えたこともなかったし、事件が起きたその日も事前に髪色を共有して、OKをもらっていました。

髪は、お世話になっているヘアメイクさんの自宅で染めました。私の髪質を踏まえて、イメージどおりの髪色に仕上げてくれて。「じゃあもう帰ろうかな」と思ったときに、飾ってあったウィッグに目が留まったんです。それはヘアメイクさんが撮影用に作ったもので、なかには金髪のウィッグもありました。

私の髪は痛みやすいので全頭ブリーチはしたことがないけれど、それでも「金髪っていいな」と思うんです。自然に生えてくる髪色が好きというか。日本人で地毛が金髪の人はいないけど、西洋人にはいますし、プールの塩素で抜けたムラのある髪色とかも可愛いなって思います。ピンクとかブルーの髪色も可愛いけれど、なぜか金髪ほどは惹かれなくて……。

たぶん私、“着飾りすぎていないもの”が好きなんだと思います。服装も綺麗めよりラフな格好をすること多いし、歌うときも“よく見せよう”と背伸びしたりしないし……。頑張らない自分が好きだから、なるべく自然体でいられるものを選びたいんですよね。

fade-image

photo by renzo masuda

だからかな、金髪のウィッグに妙に惹かれちゃって(笑)。ヘアメイクさんも「似合うんじゃない?」って言ってくれたので、そこからいろいろなウィッグを試着しました。ウィッグを変えるたびに、記念に写真を撮ってましたね。

バレるかなと思ってたのに、まさかの反応でびっくり

カットやカラーの仕上がりは、事務所のグループLINEで共有するのがいつもの流れ。でもその日は、「すみません……」という一言と、金髪のウィッグを被った写真を送りました(笑)。

ほんの出来心だったんです。事務所のスタッフさんにウィッグの写真を送ったら、面白がってくれるかなって。前髪も急に伸びているし「すぐにバレるだろう」と思ってました。

でも、写真を送ってからマネージャーさんの返事がパタンとこなくなって。別のスタッフさんからは「ちゃんと確認してから染めた?」と詰められる事態に……。

fade-image

どうやら金髪が馴染みすぎて、全員が信じちゃったみたいなんです。普段、LINEでは業務連絡しかしないので、冗談が通じなかったというのもあると思うんですけど。

スタッフさんたちの反応を見て「やばい、本気で怒ってる」って察して、すぐにネタバラシして謝りましたね。でも実際は金髪にしていないので、「最終的には丸く収まるだろう」って、変に冷静ではありましたけど(笑)。

逆に、ヘアメイクさんは「やばいことをしちゃった」ってすごく焦っていて。それを見て、とても申し訳ない気持ちになりました……。「私がやったことなんで大丈夫ですよ」って、ずっとフォローしていましたね。

最近は、似合うか似合わないかは置いておいて、プードルみたいなチリチリパーマって可愛いなって思っていて。でももしそういうウィッグがあったとしても、着用写真は送らないでおきます(笑)。スタッフさんを困らせちゃうので。

Text&Edit:しばた れいな


author
https://d22ci7zvokjsqt.cloudfront.net/wp-content/uploads/2024/10/profilenisina.jpg

にしな

1998年生まれ。東京都出身。2021年、ワーナーミュージック・ジャパンよりデビュー。Spotifyが躍進を期待する次世代アーティスト「RADAR: Early Noise」にも選出された。やさしくも儚く、中毒性のある声。どこか懐かしく、微睡む様に心地よいメロディーライン。無邪気にはしゃぎながら、繊細に紡がれる言葉のセンス。穏やかでありながら、内に潜んだ狂気を感じさせる彼女の音楽は、聴く人々を徹底的に魅了する。2024年10月16日、ドラマ『つづ井さん』エンディング主題歌に起用されているニューシングル『ねこぜ』をリリース。
more article
media
墓場まで持ってくほどじゃない失敗談|シンガーソングライター・汐 れいらの場合
ウェルネス
date 2024/11/14