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日々の“おいしいレベル”が自然と高まる

象印マホービン「EVERINO」は2つの温めエンジンで“早い旨いムラない”

author: 滝田 勝紀date: 2025/08/19

「レンジって、結局“温めるだけ”になってない?」──そんな日常のモヤモヤを、家電メーカーの象印マホービン(以下象印)が本気で解決してきました。オーブンレンジ「EVERINO(エブリノ)」は、ムラなく・早く・おいしくを追求した、“毎日使えるプロシェフ”のような電子レンジ。

家電スペシャリストとして数多くの製品を見てきた筆者から見ても、このレンジは“何が新しいか”がとても明確です。秘密は業界初の「ツインエンジン」構造。30Lサイズのフラッグシップながら、実はユース世代のライフスタイルにもフィットするかもしれない、この魔法のような一台の魅力を解説します。

ムラなし&時短=毎日がラクになる

長年、電子レンジの世界を取材してきた筆者にとっても、「温めムラ」は多くの機種で残る課題でした。ごはんの端だけ熱くて真ん中は冷たい、汁物の上は熱いのに底はぬるい──そんな体験は誰しも一度はあるはずです。

エブリノはこれをツインエンジン構造で解消しました。庫内の底と奥、2方向からマイクロ波を当てることで庫内全域を均一に加熱。加熱時間も最大30%短縮できるので、夜遅くの帰宅後でも、温め待ちのストレスがほとんどありません。技術的に見ても、家庭用レンジで2基のマグネトロンを個別制御するのは業界初。これは象印の開発力の象徴です。

庫内の底と奥から同時にマイクロ波を照射し、ムラを抑えて効率加熱するツインエンジン

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2基のマグネトロン

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展示されたES-LA30の内部構造(底面を上部に置いたところ)。2基のマグネトロンを配置したぶん、ファンも2つ搭載するなど、多くの一般的なオーブンレンジと比較してパーツも多い

ワンボールに具材やカレールー、調味料などをひとまとめに入れるだけ。具材の形を崩さずしっかり味の染みたビーフカレーが15分で完成

象印マホービン「EVERINO(エブリノ)」ES-LA30

●タイプ/スチームオーブンレンジ
●総庫内容量/約30L
●加熱方式/業界初「ツインエンジン構造」(底面+奥面マグネトロン個別制御)
●温度センサー/赤外線センサー2基(上下段独立検知)
●特徴機能 2段あたため(最大4品同時温め)、すごはやWレンジ、すごはや解凍、レジグリ、サクレジ、すご技/ーブン
●付属品/レンジ加熱対応 金属製角皿(上下段仕切り可能)、スチームポケット
●温度設定範囲/45℃~90℃(5℃刻み、汁物は最大75℃)
●解凍性能/冷凍ひき肉500gを約6分で均一解凍、半解凍モードあり
●カラー展開/ホワイト(WA)、ブラック(BA)
●発売日/2025年9月上旬予定
●市場想定価格/オープン価格(実売13万円前後予想)

4品同時も余裕な“プロ技”

ユース世代は、一人暮らしでも複数の友人が遊びに来たり、食事をシェアしたりすることも多いはず。そんなシーンで頼れるのが、ツインエンジン構造のパフォーマンスを最大限に生かす、エブリノ付属の特製金属トレイです。

庫内を上下2段に分け、最大4品(同レシピ2品×2皿ずつ)を同時に温められるうえ、上下で温度設定も別々。上段のスープは優しく、下段のパスタは熱々に。こうした“複数同時進行”は、これまでどちらかというと業務用厨房の特権だったはずです。加えて、この金属トレイはレンジ加熱でも火花が出ないよう特別設計されており、安全性と機能性が両立されています。

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レンジ加熱対応の特製金属角皿。スパーク防止設計で上下段同時加熱を可能にする

すごはや解凍で“すぐ調理モード”

冷凍庫に眠っている食材、解凍の手間が面倒で使わずじまい……そんな経験はありませんか?

エブリノの「すごはや解凍」は、500gの冷凍ひき肉を約6分で、すぐ調理できる“ほろほろ”の状態にほぐします。半解凍ならお刺身用のサクも、包丁がスッと入る絶妙な固さに。従来の解凍モードは低出力で時間がかかり、内側まで解凍しようとすると、外側が加熱されすぎることもありましたが、ツインエンジンは全方位から均一に熱を回すため、仕上がりが別格です。

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500g冷凍のひき肉も6分で中心までしっかりと解凍できているので、このまま調理に使える

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市販の冷凍パスタ。ムラなく温められるので中心までしっかりと熱が通っていた

これは取材時に実際に試食しても感じたこと。中心まで均一で、しかも食感が生きている解凍は、料理のクオリティを一段引き上げます。

揚げ物もサクふわ復活

レンジの弱点として有名なのが、揚げ物の温め直し。電子レンジだけだと衣がしなしなになり、せっかくの食感が台無しです。

エブリノは「サクレジ」モードでこの問題を解決。中はレンジでふっくら温めつつ、仕上げにグリルでカラッと焼き上げます。昨日のコロッケや唐揚げが、揚げたてのようなサクサク感を取り戻す──これは単なる温め直しではなく、“復活”と言っていい仕上がりです。

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レンジのみで温めると周りがべちゃっと、トースターだと周囲が焦げてしまいがちなコロッケ。レンジで内部を温めつつ、グリルで周囲をサクッと仕上げる

もちろんハレの日メニューもおまかせ

普段の温めや解凍だけでなく、ローストチキンやスペアリブといった“映える”料理も得意分野。

オーブンで外を香ばしく焼き締めたあと、レンジで中までしっとり火を通す“合わせ技”で、厚みのある肉もジューシーに。誕生日や記念日、クリスマスのホームパーティなど、自宅でレストラン級のメニューを出せると、イベントの満足度が一気に上がります。料理に自信がなくても、この一台があれば失敗知らずです。

ユース世代の「リアルな日常」に刺さる理由

家電スペシャリストの視点から見ても、このエブリノは明確にユース世代のライフスタイルを意識して作られています。

●夜遅くに帰ってきても、温めが速いからすぐ食べられる
●作り置きや冷凍食材が増えても、解凍が速くて質も落ちない
●仲間との食事会で複数品を同時に温められる
●手間なく揚げ物を“揚げたて”に戻せる

これらはすべて、日常のちょっとしたストレスを解消するポイント。派手な最新機能より、実際に毎日使って便利だと感じる場面が多いのです。

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普段は自炊をせずに、冷凍食品やコンビニ弁当で済ませるユース世代にとっても、時短でムラなくおいしく仕上がるのは大きなメリット

毎日がおいしく気持ちが豊かになる

エブリノは、派手なスペック競争ではなく「毎日とことん使える」ことをゴールに作られたレンジ。家電スペシャリストとして数多くの製品を見てきた私でも、「このレンジは日々の食生活を確実に変える」と言い切れます。

料理が得意じゃなくても、これ1台あればプロの技を毎日呼び出せる。気づけば、外食より自炊が増えて、食卓の時間が楽しみになる。エブリノはそんな“生活の質を底上げする家電”です。

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Beyondプロデューサー・家電スペシャリスト
滝田 勝紀

Beyond Magazineのプロデューサー。電子雑誌「デジモノステーション」の元編集長。All Aboutの家電ガイドとして活動中。楽天のショッピングSNS「ROOM」の家電公式インフルエンサーを務め、フォロワー数は40万人(2021年3月現在)以上を抱える。ベルリンで毎年開催される世界最大の家電見本市「IFA」ほか、海外取材の経験も豊富。インテリアスタイリスト窪川勝哉氏とともに、オフィス兼「家電とインテリアのショールーム」をオープン。コンサルティングクリエイターとしても活躍中。
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date 2025/08/06