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映像ディレクター・吉田安の「飛躍してしまう」ウィッシュリスト@2026

author: 吉田安date: 2026/01/07

Beyond magazineをお読みの皆さま、はじめまして。映像ディレクターをやっております、吉田安と申します。「あなたは誰なんだ」という声が聞こえてきましたので、簡単な自己紹介をさせてください。
 
普段は映像制作会社で、「あの卓が気になる」という酒飲みの女の子たちが居酒屋でだべってるショートドラマを作ったり、バラエティを作ったり、東京03さんやバカリズムさんのライブ映像の編集をしたり。とにかくコントとお笑いが作りたい一心で日々労働に励んでおります。新卒時はゴリゴリのTV制作会社でバリバリバラエティのADをしておりました。
 
ちょうど、めちゃくちゃ2026年の抱負を考えたいと思ってたところなので、私なりのウィッシュリストを綴らせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

吉田 安

1999年生まれ。ディレクター。株式会社sukimaに所属。新卒でバラエティ番組のADとして2年間制作会社に勤めたのち「もっとコントが作りたい」と現在の会社へ。ショートドラマ『あの卓が気になる』(監督)、YouTube『VOCEプレゼンツ NEXTヘアメイク決定戦』(演出)、『宇垣美里 妖怪 全てエッセイに書いてやるからな女』(ディレクター)、バラエティ『私のバカせまい史』(ディレクター)他、東京03単独やバカリズム案のライブ編集、東京03単独幕間の制作などを行う。

Instagram:@cyottodeppa
X:@cyottodeppa

2025年、どんな年だった?

いきなり知らねえ人間の、めちゃくちゃ私ごとな仕事の話で恐縮ですが、2025年は、ドンと「ディレクターとしての自覚を強く抱いた年」でした。

ディレクターデビュー自体は2024年だったのですが、恥ずかしながらそのときは心のうじ虫が大暴れしており、現場でディレクターと名乗るたびに「『小娘ごときが……』とか思われてたらどうしよう」とうじうじしたり、「舐められないようにしなくては!!」と無駄に張り切ったり。

2025年は、試行錯誤しながらもそのキモい思考のループからの解脱に成功しました。

その初めの第一歩として、形から入りたがる私はとりあえず自分の前髪を見直すことにしたのです。なんで。

映像業界というと若手が台頭してるイメージがあるかもしれませんが、私の所在地はその中のテレビ業界。40代の方も若手と言われることが珍しくない世界で、赤ちゃんと思われても過言じゃない26歳女が貫禄と説得力をつけるため行なった行動が「前髪を伸ばす」ことでした。

死にそうなときに上げたインスタ独り言垢の限界ストーリーズから失礼いたします

なんか、前髪長い女性の方が「ぽい」じゃないですか。すみません、それ以上の理由はないのですが……。

そんなで前髪を伸ばし、舐められるもんかと眉間に皺を寄せ、青いモンスターをかきこみ過ごしていた2025年前半。とあるロケの収録素材に写り込んだ、生気も愛嬌のかけらもない自分にショックを受け、すぐさま前髪をぱっつんに戻しました。

結果的に「大事なのはそこじゃない」と気付けたので大変良かったです。以降、肩の力が抜け、心なしか目の輝きも自分らしさも取り戻せたと思います。トライアンドエラー。

2026年のウィッシュリスト

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✅ 「面白の核」を意識して考える

「考え方のクセを変えようぜ」ということで、2026年は仕事や企画において「面白の核をとことん考えること」にチャレンジしたいです。

面白の核とは、番組や企画において何を一番立てるべきか、どこを一番面白として押し出す構成にするべきかを考えるうえでの“中心となる面白さ”みたいな意味。めちゃくちゃざっくり言うと、クイズ番組を収録してみたらおバカさんの回答がすごく盛り上がったので、この回は「おバカさんスペシャル」にしちゃおうぜみたいなことです。

私の脳みそは現状、つい小ネタばかりをネチネチと考える作りになっており、嫌いではないのですが……。上司に「もっと全体をシンプルに捉えろ」と言われることが多く、私もそう思うので。絶対に変えたいのでチャレンジというよりミッションかもです。

✅ ADバッグを持たない

それから、来年こそはADバックを持たないようにしたい。いや、絶対持たねえ。

ちなみに私の相棒はこいつです。

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恐らく監督(特にドラマや映画)と呼ばれる方の多くは、若い頃から自主作品を撮影されてきていて、最初から画を想像する・人に指示を出すことに抵抗が少ない方がほとんどだと思います。

対して私のキャリアのスタートは、テレビのAD。主な業務はディレクターのサポート=段取りが多く、内容や撮り方に介入しようものなら「お前の仕事はそこじゃねえ」「ロケや収録の準備に徹しろ」と怒られるようなことさえありました(もちろん人それぞれでしたが)。そんなふうにADマインドにがんじがらめにされてきた人間からすると、仕事を真っ当するうえで必要だったのは想像力よりもADバッグだったのです。

今やAD時代からは一変、私の仕事は「画や上がりのベストを作ること」になりました。ADバッグに気を取られてる暇があれば上がりを想像しなくてはなりません。段取りや現場ではなく自分の想像力と画を信じるんだ!そんな決意で2026年は絶対にADバッグを手放し、物理的にADマインドを根絶したいと思っています。

✅ 地上波で演出か監督

とにかくやりたい仕事がいっぱいあるんです(笑)。

まずは、地上波で演出か監督ができるようになんとか頑張りたいです。今はコンテンツが多様化していますが、私はギリ・テレビを信仰してきた世代。テレビにたくさんの夢を見たぶん、自分もテレビという箱で活躍してみたい思いが強いです。

作りたいものは、とにかくコント。

私には、自分や周りの人たちの人生に起きた悩みやモヤモヤを、1つでも多くお笑いに昇華して死にたいという野望がございまして……。女の子や同年代の悩みやウダウダをたくさんコンテンツにしていきたいです。

もともと「笑う犬」とか「ピカルの定理」とかが大好きでよく見ていて。そこで使われてる言葉や表現されてる感情が、上の世代のもので羨ましかったので、同世代が「うちらの話をしている!」「うちらの言葉を使ってる!」というようなものが作れると嬉しいです。

✅ 時代に迎合したコントコンテンツを作りたい

それに加えてコントが本当に大好きなので、この時代に適合できるようなコントコンテンツを作りたいです。でっかいやつ。

セリフなどの中身の部分とSNSやサブスクといった“どこで配信するか”という部分、どちらの面でも時代に迎合していきたい……!これに関してはもっともっと思考しないといけないと思うので、2026年の自分に課すでっかい宿題とします。

✅ 芸人さんの幕間の演出したい

あと、お笑いも好きなので芸人さんの幕間を監督するなりしてみたいです。「◯◯と一緒に業界上り詰めてきたっす。」みたいなやつ、いつか言ってみたいんですよね(笑)

それにしても、飛んだ欲張り女ですね。こんな話を弊社の社長にしてると「お前は強欲だ」と言われるんです。「その言葉って性欲や物欲以外の欲にも使えるんだ」と思ったのを覚えてます。お仕事強欲なんです本当……。

2026年、どんな年にする?  

2026年は自分の感性を深く知り、強固にして、信じられる1年にしたいです。

テレビをやってるとどうしても、既存の型や演出の色を優先することが多いのですが、2025年は急激に「もっと吉田さんの感じにしちゃってくださいよ~(笑)」みたいなことが増えて。

飛びそうなくらい嬉しい反面、「私とは」を表現する癖が追いついてないと思ったので、2026年はもっと自分の感性と向き合って、自分はこういうものが作れる人間であるということをコンテンツで見せていくと同時に、自分自身の理解も深めていきたいです。

作るものが全部「あ~、なんかアレ吉田っぽいよね。」となったら嬉しいなあと思います。この記事でかなり2026年の自分の首を絞めた気がして泣きそうですが、張り切っていきたいと思います。

皆様もどうか素敵な1年にしていきましょう!


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映像ディレクター
吉田安

1999年生まれ。ディレクター。株式会社sukimaに所属。新卒でバラエティ番組のADとして2年間制作会社に勤めたのち「もっとコントが作りたい」と現在の会社へ。ショートドラマ『あの卓が気になる』(監督)、YouTube『VOCEプレゼンツ NEXTヘアメイク決定戦』(演出)、『宇垣美里 妖怪 全てエッセイに書いてやるからな女』(ディレクター)、バラエティ『私のバカせまい史』(ディレクター)他、東京03単独やバカリズム案のライブ編集、東京03単独幕間の制作などを行う。
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