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Interview

between the arts×Beyond Magazine #005

取りこぼさないでほしい——アートとの出合いは、アーティストとの出会い

author: 山田ゴメスdate: 2022/10/10

2022年8月、福岡市天神「UNION SODA」で、「between the arts」のキュレーションによるグループ展『Re live ~art works Fukuoka 2022』が開催された。福岡を拠点に活躍する作家を含む、総勢12名による現代アートの展覧会である。今回は同展に参加した、若手作家のなかでもただいま注目株の気鋭アーティストであるyuta okudaさん、奥天昌樹さん、川口絵里衣さんの3人に、前後編にわたって──後編では「アートとBeyond世代」をテーマに、熱く語り合っていただいた。

アーティスト同士で繰り広げられる“ここだけの会話”

福岡を拠点に活躍する作家を含む、総勢12名による現代アートのグループ展『Re live ~art works Fukuoka 2022』の開催日の初夜──博多某所でささやかな懇親会が行われた。出展アーティスト一同が集い、和やかな雰囲気で盛り上がる親交の場では、一体どんな会話が交わされていたのだろう。

okudaさん:福岡と東京のアート事情の違い、とかですかね? 「アーティストとしてやっていきたい」という目標はみんな一緒なんですけど、拠点としている活動地域の性質がかなり異なっていて。そういう情報交換をけっこう真剣にしていました。福岡は都会といっても、東京以上に絵が売れないみたいなんです。

ならば、グッズ展開などをして「まずグッズから売っていく」という戦略があるんですけど、あまりやりすぎるとイラストレーター的な脈流になってしまって、「アート作品」に移行するのが難しくなってくる。アーティストがグッズから展開していくのは東京じゃ主流ではない。けれど、福岡ではわりと主流になっていたりする、そんな話題にもなりました。あとは、やっぱり「お金」の話とか。

アーティストが、自分のコンセプトや画法などで悶々と悩むのは、それが仕事なので当たり前──答えは自分で出すしかない、それを他人に相談するアーティストなんて一人もいません。他のアーティストから切実に聞きたいことは「食っていく方法」。できれば「食っていけている人」に話を聞きたい。僕だって、自分よりもちゃんと食っていけている人にいろいろと話を聞きたいですから。

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絵里衣さん:私は奥天さんと隣の席だったんですけど、今okudaさんがおっしゃっていたような話もしましたが、メインはわりと馬鹿話でした(笑)。

奥天さん:じつは、今日お会いした皆さんとは全員SNSではすでに繋がっていたのですが、実際にナマでお話ししたことはない人がほとんどでした。

こういう会合の場はほかのアーティストさんのナマの声を聞く場にしています。その人のバックグラウンドをよく知らないと、その作品をほかの人に紹介することもできない。知れば「彼(彼女)の作品はこの人には合わないけど、あの人には合うんじゃないか」とジャッジしやすくなりますから。とりあえずは「知ってみよう!」という姿勢で積極的なコミュニケーションを取る努力はします。

絵里衣さん:(今回のグループ展に参加してたアーティストの)タカハシマホさん(インタビュー記事はコチラ) とのお話も楽しかったですね。聞いていてワクワクしました。

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奥天さん:マホさんとは、彼女が現在取り組んでいるプランについて語り合いました。たとえば、保育園などの広いスペースを借りてワークショップをやってみたり。そこで子どもたちに絵を教えたりもして……。もし、なにかお手伝いできることがあるなら「僕も行くよ」みたいな。「先生もやるよ〜」って。

たとえば、その保育園で巨大なモノを作って、「やっていいのかな? やっちゃいけないのかな…というギリギリの境界線を大人が壊していく姿を子どもたちに見せることができたらいいな」と、そんなことを話していました。それが次第にシェアアトリエになったりして、制作スペースになったりギャラリーとして展示ができたりしたら最高だなと。

僕は「北京798芸術区」を見たとき、日本でもアーティストビレッジのようなものをつくりたいな、と常々考えていました。そして、マホさんたちが構想していた内容がそれにわりと近かった。ツアーができて、そこでいろんなアーティストが創作活動に集中していて、その作品を観ることができて販売もしている。さらにそのコミュニティづくりが地域活性にも繋がって……。そこで自分になにができるかを探してみたい。

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okudaさん:僕も広いスタジオに引っ越して、アンディ・ウォーホルの「ファクトリー」っぽいことをやってみたいって話を仲間としたことがある。「広いスペースがあったら、あんなこともこんなこともできるよね〜」と構想と妄想を語り合って(笑)。でも、僕らがする会話は、たとえ無駄話であっても、そのように活動と関係した内容が多かったりします

創作活動を続けていくことの難しさと一筋の光

アーティストの世界に限らず、今のミレニアル世代やZ世代は「競争を好まない、横のつながりを大切にする世代」だと言われている。こうしたなか、同世代のアーティストたちと結束が強くなり、「みんなで上がっていこう!」といった気運も高まっていくのではなかろうか?

okudaさん:前提として「みんなで上がっていこう!」って空気はつくっていません。あくまで「お互いが自然に上がっていくべき」であって、馴れ合って「みんなで支え合おうよ」と寄り添うようなことはしたくない。その類のグループだったら、逆に僕は抜けます。

「志と熱量が同じ」であることが大切。今回集まったメンバーも全員の志と熱量が似ているから、一緒にいても楽しいし、盛り上がる。ここに熱量が低い人が一人いたら、いずれお互いがつまらなくて、疎遠になってしまう。

学校と違って、出力の大きい人が他人の平均値に合わせる必要はない。一人が独走状態で突っ走るだけ突っ走ったら、またそこには別のコミュニティが存在している。それは、なにもアート界にかぎったことではないでしょう。

「周囲に遠慮してスピードを変えなくてもいい」という世界のほうが僕の性には合っているし、そういう個が自然と集まって、結果として全員が上がっていっているものだと僕は信じています。ここに集まっている人たちは絵のアプローチや技術もまちまちだし、出自もバラバラだけど、唯一共通しているのは「熱量」。それさえ合致すれば友だちになれるんです。

絵里衣さん:情報交換とかは仲のいいアーティスト同士で積極的に行われてはいますが、基本は一人ひとりが独立的に活動している印象です。

ただ、今年あたりから「between the arts」をはじめ、活動の場を広げていくとグループ全体で「上がっていこう」ではなく、「盛り上げていこう」という気運はたしかに強くなってきているような気がします。

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──そういう雰囲気は昔はなかったのでしょうか?

奥天さん:美術史を振り返ると、連帯的な気運が高まる時期は何度かありました。さらにそこからさまざま「派」が生まれ、時代とマッチしていって……。現在の日本でもそんな兆候は「なるべくしてなった」みたいな感じではありますけど、おぼろげに見えはじめてきています。本当はアカデミック界隈の人たちがそういう流れを自覚的につくって、盛り上げるべきなのでしょうが。

okudaさん:ただ、「創作活動を続けるためには何が必要なのか」が、アーティストのなかで明確になっていないと「描き続けること」がなかなかできない。

残念なことに、僕がアートをはじめたばかりのころに「絵でちゃんと食っていけて、いい暮らしがしたいよね」と飲み屋あたりで語り合っていたアーティストは当時ほど残っていません。

今日のお二人がきちんと結果を出しているアーティストであることに間違いはありません。どんな状況であれ、アートだけで活動を継続できている人たちは、なんらかのハードルを超えてきている人たちであり、それはいつの時代でもどんな世代でも変わらないんじゃないかな

奥天さん:たとえば、絵里衣さんみたいな元アスリートのアーティストが僕のまわりにはけっこういて、その人たちが興味深いのは「バイトするヒマがあったら、練習→絵を描く」って発想なんです。比べて、僕らは「制作を続けるためにバイトをする」って発想だった。それで僕らはなんとなく帳尻が合っているような気分になっていて、結局のところは無駄な時間を過ごしている。

僕なんかは賢い生き方をしてこなかったから、無茶苦茶バイトもしていた。でも、元アスリートのアーティストがバイトもしなくて“練習”ばかりしていて、結果として画材も買えない状態になったとき、どうするか? となれば、スポンサーの存在を自然と頼るようになる、スポンサーが自分をフォローしてくれている……ってことになるわけです。そういう着眼自体が、そもそも僕らとは違うんだな……と、決して嫌味ではなく、心底からいつも感心します

絵里衣さん:自分では、まったく意識していませんでした(笑)。

奥天さん:「続けていくために何をすべきか」というテーマで、「between the arts」の代表・大城(おおぎ)さん(インタビュー記事はコチラ)も自身のセミナーで「パトロン」というワードを使用していましたが、「じゃあ、パトロンってどうやってつかまえればいいの?」という疑問に次はぶち当たるわけです。

そして、僕たちが導き出す最終的な結論は「とにかくいい作品をつくり続ける」に行き着いてしまう。堂々巡りです。そのためには結局バイトをしてしまう。選択肢が少なすぎるのが一番の課題なんです。

だから、okudaさんみたいな人たちが世に出てきているという事実には、学ぶべきことが多々あって、決して大袈裟ではなくアート界にとっての一筋の光明だと僕は期待しています

アーティストとSNS。必要なのはリアルな会話

いわゆる「デジタルネイティブ」と呼ばれているZ世代の若者たちは、公私ともども日常の充実のためSNSを最大限に活用している。もちろんのこと、その大きな時代の潮流に対し、どういうスタンスを貫くべきか……を問われているのは、アーティストの世界も例外ではない。

絵里衣さん:今年くらいから私はSNSとの付き合い方を少々変えました。自身の広告を打ったり、知りたい情報を調べるツールとして使用しているのは従来通りなのですが、これまではいろんな人が私の個展の風景や作品をストーリーなどにアップしてくださったりしたら、そのすべてにリアクションをしていたんですけど、それをやめたんです。

なぜかというと、「リアクション」が「礼儀」になってしまっている……ひいては「単なる社交辞令」になってきているのかなという感覚におそわれたから。SNSでのやりとりを気にしすぎることによって、誰かの個展に行くとかの行為が義務化されて、自分が縛られてしまうのも嫌で。本当に自分に必要なものだけをチョイスすべきだ……と。

ほかの作家さんの活動を知ってしまって、逆に凹んでしまうこともあるし、いったんSNSを見じはじめたら、ず〜っと延々見続けてしまうこともある。スクリーンタイムで確認したら一日9時間くらい見ているときもあって。その「9時間」って、すごくもったいないじゃないですか(笑)。

奥天さん:「もったいない」(笑)! やっぱりアスリートだなぁ。

絵里衣さん:(笑)。その時間、ちゃんと絵を描けてたよねって。

ネット上で知った気分になるなら、本当に見たい作品を自分の足でちゃんと見に行って、作家さんと直でお話しすることを心がけています。SNSに関しては自分のなかで一周回ったような感じです。

奥天さん:先にも言いましたが、僕は根っからの文系人間なので「これだけの時間を削れば、その時間を絵に費やすことができる」という発想ができない(笑)。絵里衣さんのそういう話は聞いていてハッとさせられるし、こうした何気ない発見こそが“リアルな対話”の最大のメリットなんじゃないかな。

okudaさん:SNSの活用法に関しては、アーティスト──「画家」と呼ばれる職業での成功例がまだないんですよね。

たとえば、グラビアアイドルやインフルエンサーやYouTuberになりたい人が「SNSを活用するときはこうしたらいい」「これくらいにフォロワーを獲得しなければならない」みたいな目安はすでにあるし、それがメッセージにも直結する。アパレルの世界でも、ちょっと尖った服を作る新興ブランドだったら、たとえば「フォロワーが10万人もいたら、逆に尖っている感がなくなってしまう」だとか……「フォロワーの数がユーザーの目にはどう映るのか」というノウハウがある程度はあったりします。

自然に(フォロワーが)増えていくぶんには別にかまわないんだけど、SEOで実数をコントロールしたりする場合は、“見え方”の面にも注意を払わなくてはいけないわけです。

じゃあ、アーティストだったら──「こういう絵を描くアーティストだったら、こうやってSNSを活用して、これくらいの数字で留めておけばいいよね」と適切なアドバイスをできる人はいないし、確証もない。アイドルとかは基本みんな一緒じゃないですか。パターンがある。「成功法」が確立できているからです。

絵里衣さん:okudaさんは、SNSをとても上手に使いこなしている印象がありますね。

okudaさん:僕はインスタグラムがなかったら、間違いなくアーティストとしてはやっていけてなかった。そこはもうはっきりわかっている。作品の良し悪しだけじゃない。「SNSは自分にとっての仕事」だと解釈している

展示前は毎日投稿するし、写真もたくさん撮るし、インスタ広告も積極的に出します。アーティストが活用できる唯一で、しかも手軽な広告ツールがSNS──だから、それをやらない手はないという認識が強くあります

──okudaさんがSNS上で気をつけていることは? 

okudaさん:「現実とのギャップをつくらないこと」。SNSと直接人に会っているときとは違う会話をしている……みたいなことは極力避けるようにしている。「これは告知だからカタめの文章のほうがいいのかな」という配慮はなしにして、口語調で、自分が普段しゃべっている言葉を使うようにしています。もちろん、あくまで自分が個人でやっているブランディングなので、正解は分かりませんが(笑)。

個人的には「現実との乖離をつくらないこと」が、ネットコミュニケーションを有効活用するコツなのかな……と。とくに「アート」という自身の悩みや葛藤などを作品に投影する仕事に就く者にとっては、外に発信するものすべてにあまり差をつけない方がいいと思うんです。

アートとの出合いは、アーティストとの出会い

では、ここらあたりで今回ご登場いただいた3人のアーティストからBeyond世代に向けて、より深く楽しくアートに触れてもらえるためのメッセージをいただくことにしよう。

okudaさん:僕は、アーティストの作品を投資目的で見るのは別にかまわない……という考え。とにかく「自分の答えを持つこと」が大切。外野の声に振り回されることなく、好きなモノを買う! なんなら「投資目的で、今後期待の作家さんの作品を買おう」でも全然OK。そこに意志があって、アートと関わっていきたいならそれを貫き通すべき。

「純粋にアートが好きな人からしてみるとどうなの?」みたいな批判を受ける可能性だってあります。でも、それをわかったうえでやるんだったら、文句は一切ありません。

ただ、個々のアーティストの在り方や変化を皆さんに見続けてもらえるよう、密なコミュニケーションを取りながら、応援していただければうれしいなと思う。

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僕たちは結局のところ、作品に付加価値を乗せているわけで、「じゃあ、その付加価値っていうのは何なの?」と問われたら、アーティストが約束できるのは「一生絵を描き続けます」ってことだけです。それが唯一確約できる付加価値なんです。

もしかすると、今よりも価値が0.00001%に減ってしまうかもしれない。でも、絶対にゼロにはなりません、可能性は絶対に残し続けます……と。そして、僕がそれなりの高額で絵を売っているという事実に対して取らなきゃいけない責任は「描き続けること」てあって、その覚悟もはじめて一枚の絵が売れたときからできています

奥天さん:僕は絵を見てくださる、買ってくださる人たちには「取りこぼさないでほしい」という思いがあります

子どものころは誰でも「綺麗な形の石」とか「ちょうどいい長さの枝」とかを拾って家まで持って帰って……。そういうパッと目に入って気になったモノを大事に取っておくって気持ちが大人になるにつれて、だんだんなくなってきている。行動に移す前にいろいろ考えてしまったり、「またあとで…」てことになってしまったり。

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それはアートも同じ……とは言え、高価なモノだし、どうやってお金を捻出しようか、と考えるのはしょうがない。でも、自分が心底から「いい!」と直感したモノに対しては、妥協しないで、ぶつかってきてほしい。僕たちアーティスト側も妥協しないで作品とぶつかり合って描いているのだから。

絵里衣さん:私は24歳のときにはじめてアートを買いました。ギャラリーに行って、その絵と対峙する時間は一瞬なんですけど、やはりなにか惹かれるものがあった。それはたぶん、自分が隠したい本能の部分を目に見える形で表現されていて……そして、そういう感覚は実際に絵の前に立ってみないとわかりません

給料の何倍もの作品だったので、躊躇はしてしましたが、その絵のおかげでいろいろ助けてもらったこと、得たこともたくさんありました。それがアートの持つ力なのではないでしょうか

Z世代の人たちは、もうスマートフォンが普通にあって、パソコンでかなりの精度の動画をつくることができるスキルもあって、あらゆる情報を手のひらで見られる環境にあるから、目は肥えているはず。なので、本能で「やべえな!」ってなるような──別に絵じゃなくても、それは貝殻でもマニキュアでもなんでもかまわないので、そういうモノに出合えたときに、一歩踏み出す勇気をもってもらえたらいいなと思います。

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最後に一つだけ! どうしても質問したいことがあった。最近、筆者の周囲ではミュージシャンや俳優……それにセクシー女優などの肩書きを持つ人たちが絵を描きはじめ、個展やグループ展を開催──積極的に作品を発表し、アート界への進出を果たしている。そんなダブルキャリア的なムーブメントに対して、アーティストを“本職”とする人たちは、どんな想いを抱いているのだろうか?

okudaさん:大歓迎です。たとえば、嵐の大野くんに100万人のファンがついているなら、それだけの数の人たちがアートに接してくださるわけですから。そこから絵を見る・買うという行為のハードルが低くなって、いずれはアート界の底上げにもつながっていく……。僕も別の分野で表現を仕事にしているクリエイターが、どういう絵を描くかみてみたい。すごく興味があります。

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撮影:佐山順丸

yuta okuda┃ゆうた・おくだ


1987年、愛知県生まれ。ロンドンへ留学後、ISTITUTO MARANGONI ロンドン校 ファッションデザインマスターコースでディプロマを取得。帰国後、ファッションブランド「TAKEO KIKUCHI」へとファッションデザイナーとして勤務。退社後は、ファッションデザイナーとしてではなく、アーティスト・yutaokudaとして活動を開始。シリーズ「with gratitude」は、普段は意識することはない当たり前に感謝することをテーマに、鑑賞者への感謝を伝えるため、絵画を献花と見立て、花をモチーフとした作品に仕上げている。シリーズ「with courtesy」は、日本の美術や文化に通底する、「型の思想」を現代的な視点から再考し、作品化。繊細な線と滲みを駆使し、花や生き物をモチーフに食物連鎖など、自然の摂理の美しさを描く。ときには、生と死や美と醜などの相反する両面を騙し絵などの手法も用いながら、現在は個展やグループ展など国内外問わず積極的に作品を発表し続けている。

WEB:yutaokuda
Instagram:@okudayuta
Twitter:@yutaokuda
facebook:Yuta Okuda
artworks:yuta okudaさんの作品はコチラから
開催予定の展覧会:
2022年10月12日(水)~11月1日(火)@伊勢丹新宿6F アートギャラリー
2023年1月25日(水)〜2月25日(土)@MIZUMA ART GALLERY

奥天 昌樹┃おくてん・まさき


1985年、神奈川県生まれ。2012年、武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻卒業。美術史におけるコンテクストを画面上から意図的に取り除くことで、絵画が孕む美術史的な背景や絵画空間内に配置されたモチーフから伝わってしまう過剰な意味性をシャットアウトし、さらに広く普遍的な感覚で人々が触れることのできる絵画表現に取り組む。キャンバスをカットし、支持体に手を加えることで、作品が設置される空間内でより際立った異物のような存在感と物質感を与えている。おもな個展は「Put the stone」(2016年:東京『みんなのギャラリー』)、「#Blombos Cave」(2020年:東京『MEDEL GALLERY SHU』)、「Morning Star #1」(2016年:東京『NANZUKA』※グループ展)ほか。2013年にGEISAI#18ホルベイン賞、2014年に第3回Dアートビエンナーレ優秀賞などを受賞。

it.link:Masaki OKUTEN
Instagram:@masakiokuten
Twitter:@masakiokuten
facebook:奥天 昌樹
artworks:奥天昌樹さんの作品はコチラから
開催予定の展覧会:
奥天昌樹個展「s.p.a.c.e」/2022年10月15日(土)〜10月30日(日)@代官山蔦屋書店

川口 絵里衣┃かわぐち・えりい


1990年、青森県出身。元アルペンスキー選手。靭帯を切ってしまい、選手活動を断念。その後はデザイン系の専門学校(文化服装学院)のデザイン専攻科に入学し、卒業後はアパレルデザイナーとして就職。退職後、イラストレーターとして活動をスタート。2017年にはファインアーティストへと転向。ボールペンで描くモノクロの美人画をメインに、独自の世界観を切り開いている。

WEB:KAWAGUCHI ELLY
instabio:KAWAGUCHI ELLY
Instagram:@ellykawaguchi
Twitter:@elly_kawaguchi
facebook:Elly Kawaguchi / 川口絵里衣
artworks:川口絵里衣さんの作品はコチラから
開催予定の展覧会:
ELLY KAWAGUCHI Solo Exhibition TINY BIT/2022年11月9日(水)〜11月21日(月)@VINYL GALLERY

art worksとは

アートをはじめとしたコレクションが生み出す資産価値を大切に守ることを理念とし、アート領域でさまざまなDX推進事業を手掛ける「between the arts」が運営。アーティストが創作活動に集中できる環境づくりのため、多角的なサポートを行なっている。「一作品からの預かり・管理」「アーティスト専用ページの作成」「作品登録代行」から「額装・配送手配」「展示・販売会の開催」など、そのサービス内容はフレキシブルかつ多岐にわたる。

URL:
https://bwta.jp/services/artworks/

登録アーティスト一覧:
https://artworks.am/artists


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文筆家・イラストレーター
山田ゴメス

大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するコラムニスト兼ライター&イラストレーター。『麗羅』(漫画原作・作画:三山のぼる/集英社)、『「若い人と話が合わない」と思ったら読む本』(日本実業出版)、『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(菅原道仁共著/ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。特に身体を張った体験取材モノはメディアからも高い評価を得ている。2019年、HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)カウンセラー資格取得。2020年、温泉マイスター取得。2022年、合コンマスター取得(最年長)。
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