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Hello the UK!

教えて! 世界の物価事情 about London

author: Beyond magazine 編集部date: 2024/02/20

海外旅行へ行きたい? 海外で生活したい?
 
そんな人へBeyond magazineが送る、各国のイマの物価がわかる連載「教えて! 世界の物価事情」。第1回は世界的な大都市、英国の首都ロンドン。物価上昇が止まらないと噂のロンドンで美容師アシスタントとして働くKyoka Noguchiさんに、現地の物価事情を教えてもらいます。
 
※£1=186円で換算。2024年2月本稿執筆時点。


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 ゾーン1〜2(中心部)£700以上(13万200円)

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ロンドンでは1つの家やアパートを数人で借りて共同で生活する滞在方法、フラットシェア(自分のベッドルーム+共用のキッチン&バスルーム)が主流。家賃は1年前と比べてもどんどん上がっているので、日本での1人暮らしの感覚でいると泣きます。

フラットシェアの場合でも、ゾーン1~2(中心部)だと1人あたり£700(13万200円)以上です。最近はまた値上がりしていて、£800(14万8800円)以上が相場になっています。それよりも安いところは引越しの条件が厳しかったり、安全じゃなかったりする。安くて条件が良いところはライバルが多くて取り合いになるから、家探しもなかなか難しいです……。ゾーン3~4(中心部から離れたエリア)の方が安いけど、中心部から離れる分、交通費がかさみます。

あと、フラットシェアするような家にはエアコンが付いていないことが多いので、冬はセントラルヒーティングという、備え付けの暖房器具とオイルヒーターで乗り切っています。

London Tips

✔️フラットシェア(自分のベッドルーム+共用のキッチン&バスルーム)などが主流。

✔️ ゾーン1〜2よりゾーン3〜4の方が安いが、中心部から離れるので職場へのアクセスが悪くなり、その分交通費がかかる。

✔️賃貸はエアコンが付いていないところが多い。

✔️換気が悪いので、カビも生えやすい。なるべく窓を小まめに開けるなど、カビ対策も必要。

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歯ブラシ£1.99〜£7.99(370円〜1486円)

歯ブラシは日本の大体3倍くらいの値段。家賃が高いから、本当にギリギリの生活。日用品はなるべくケチりたいのがホンネです。

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トイレットペーパー£2〜£2.95(372円〜548円)

トイレットペーパーの使いやすさは日本とそんなに変わらない。日本に住んでいたときから一番安いのを使っていたからかもしれないけど(笑)。でも、職場で使っている高いトイレットペーパーは使い心地いいです。

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ティッシュペーパー1箱£1.25〜£3.50(232円〜651円)

ティッシュペーパーは1枚が分厚い気がするけど、トイレットペーパー同様、使い心地は日本と変わらず。日用品で唯一使い心地が違うなと感じるのは、生理ナプキン。独特の香りがしてちょっと使いづらいから、私は日本から持って来られる分は持参しました。一時帰国する人は、そのとき買い溜めるのもありかも。

London Tips

✔️「1つ買うともう1つ無料」、「何個でいくら割引」などが多い。

✔️ 「Boots」「Superdrug」という、日本の薬局のようなお店もある。

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バス£1.75〜(325円〜)

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電車£3〜(558円〜)

バスを使うことが多いけど、友達と移動するときや、土曜日はバスが混雑しているから電車を使う。私が乗っているバスだけかもしれないけど、混雑してるときは目的地に着く前に「ここで降りてください」って停留所じゃないところで降ろされます。これぞカルチャーショック。

ロンドンにもスマホ用の乗り換え案内アプリ「Citymapper(シティマッパー)」というのがあります。また日本でいうSuicaやPASMOのような、交通ICカード「Oyster Card(オイスターカード)」というものもあります。ロンドンで電車やバスなどの公共交通機関に乗るためのマストアイテムとも言えます。今はスマホのコンタクトレス決済もオイスターカードと同じように使えて、スマホをかざせばそのまま乗車できるので、個人的にはコンタクトレス決済の方が楽だと感じます。

London Tips

✔️「Citymapper(シティマッパー)」:2011年にロンドンで生まれた交通系のスマートフォンアプリ。出発点と到着点を指定するとルートを示してくれるもの。電車・バス・徒歩を組み合わせた、その時点で速くて楽な移動手段を何パターンも提示してくれる。

✔️「Oyster Card(オイスターカード)」:日本のSuica PASMOのような、交通ICカード。

✔️電車は一番近い駅までで約£3(558円)くらいから。

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古着 安いもので£10前後〜(1860円〜)

古着はピンキリ。外で古着を売っているフリーマーケットみたいなものもあれば、ヴィンテージショップみたいなところもある。あとチャリティーショップみたいなところも。私は節約したいので、安いやつで着られそうな服を漁っています。それだけじゃないですが(笑)。

街ゆく人を眺めていると、オシャレなひとはヴィンテージとか古着をうまく取り入れて着こなしてるイメージ。でも、冬のロンドンは大半のひとがダウンを着て、デニムを履いてます。昨年の12月頃はかなり寒かった。

London Tips

✔️ヴィンテージマーケットは種類によるが、安くても£50〜£100.200(9300円〜1万8637円)はする。

✔️リサイクルショップは中古品なので£5(930円)前後のものもあれば、状態良・ブランド品となれば£50〜(9300円〜)はする。

✔️割引やSALEだと日本よりも割引が大きい印象。 例:ポール・スミスのアイテムは50%オフだった。 £120→£60(2万2320円→1万1160円)

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コーヒー(アイスコーヒーまたはアイスラテ)£3.5〜4(651円〜744円)

休日はアートフェアに行く前後にカフェに行くことが多いです。高いけど、カフェで買ったコーヒーはやっぱりおいしい。

London Tips

✔️アイスコーヒー、アイスラテは平均£3.5〜£4(651円〜744円)くらい。

✔️安くても£3.3(613円)くらいはする。

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水(2ℓ)£2.10(390円)

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お肉£4〜£8.10(744円〜1506円)

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納豆£1.69〜£1.99(314円〜370円)

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野菜&フルーツ50p〜£1.5(93円〜279円)

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スナック2つで £3.50(651円)

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お酒1缶£1.50〜£4.25(279円〜790円)

節約したいから基本的に自炊するようにしていて、なるべく安いスーパーで買っています。でも、安い惣菜は味がしなくてマズいから、サンドウィッチとかを買うときは、中価格帯のお店の割引になっているものを買う。お米は高いから基本買わないんだけど、たまーに我慢できなくなったら韓国スーパーで買っています。あと、お肉はクリスマス前後は安くなります。

お酒はウィスキーがなぜか定期的に安くなるから、安いときに買っておいて家で飲んでいます。あと飲料水はペットボトルをほとんど買わず、BRITA(ブリタ)の浄水器を使って、水道水を飲んでいます。

London Tips

✔️野菜やフルーツは比較的安い。

✔️アジアンスーパーもあるので、納豆やお米など日本食も手に入る。

✔️ベジタリアンや宗教などに対応したお店がたくさんある。

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ビール1杯£5〜£7(930円〜1302円)

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生花1本£2〜(372円〜)

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クッキー1枚£2.5〜(465円〜)

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入場料無料

ロンドンの気に入っているところはたくさんあるけど、個人的にはミュージアムの入場料が無料のところが多いのが気に入っています。東京などに比べて娯楽施設は少なめだけど、マーケットをのぞくのも楽しいです。ロンドンの若い子たちは、クラブやパブで遊んでいる人が多いんじゃないかな。

London Tips

✔️休日はマーケットやフェア、ワークショップなどが多い(Instagramやアプリで広告が出ていたりする)。

✔️ミュージアムは入場料が無料のところが多い。

✔️現地のことに詳しくないひとは、InstagramやGoogleマップで調べるのがおすすめ。

おすすめの時期は?

おすすめの時期は秋〜冬。秋冬は寒いけど、ロンドンの夏は近年暑いのとクリスマスがやっぱり本格的だから、せっかく来るならより楽しめる季節に来た方が良いと思います。イギリスは年中曇りの日が多いので、日本の気候に慣れている人は気分が落ち込みやすいかも。なので、ビタミンDなどのサプリで補うのがおすすめです。

バジェットは?

しっかり楽しむなら、宿泊費を除いて1日/£50〜£80(9300円〜1万4880円)くらい。お酒を飲むなら1日/100£(1万8600円)くらいは必要。

ロンドンでの生活はどう?

ミュージアムの入場料が無料など、アート系が充実しています。狭いギャラリーも「アートバイヤー以外お断り」みたいな雰囲気もまったくなくてオープン。あと、ほとんどところが撮影OKです。
カルチャーショックでいうと、バスが停留所よりも前で止まって「ここで降りてください」みたいなのは日常茶飯事。日本に住んでいたときから細かいことは気にしないタイプだったけど、より気にしなくなりました。「レストランの席が汚い」くらいはかわいいもん(笑)。それに、周りのみんなも色々気にしないから、生活していてとっても楽です。
個人的には、日本に住んでいたときよりも好きなものが明確になって、より自分を確立できた気がします。生活にめっちゃお金がかかるけど!

取材協力:Kyoka Noguchi
Text&Edit:那須凪瑳

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Beyond magazine 編集部

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