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石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<自動ごみ収集ドック付きコードレススティッククリーナー>

【第1位】自動ごみ収集ドック付きコードレススティッククリーナー パナソニック セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX810KM

author: 石井和美date: 2025/04/09

充電台にゴミを自動収集できるコードレス掃除機が人気を集めている。従来のモデルでは掃除のたびに掃除機本体のダストボックスを手動で空にする必要があったが、充電台に大容量のダストボックスを備え、掃除後にゴミを吸引・収集する仕組みを採用している。これにより、1カ月以上、ゴミ捨ての手間を軽減できる。また、単に手間の問題だけでなく、フィルターの目詰まりを抑え、吸引力の低下を防ぐメリットもある。特に共働き世帯やペットのいる家庭を中心に注目が集まっている。
 
テストした項目は「フローリング(10点)」「カーペット(10点満点)」「使いやすさ(10点)」「本体のお手入れのしやすさ(10点)」「ダストステーションのお手入れのしやすさ(5点)」独自機能(5点)」の合計50点満点。ゴミは疑似ゴミとして微細な砂、ペットのトイレ砂を用意した。
 

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パナソニック セパレート型コードレススティック掃除機 MC-NX810KM

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「マイクロミスト」を噴霧する新たな機能を搭載。あらかじめ水を注入したノズルから床面に向かって噴霧する直径約10マイクロメートルのミスト粒子を目に見えないゴミに付着させることで、床の窪みに潜んでいた細かなゴミを浮き上がらせる。そして、ブラシに付着したミストと、目に見えないゴミに付着したミストとが引き寄せ合う「液架橋力(えきかきょうりょく)」によって、これまでの掃除機では取り切れなかった細かいゴミまでしっかりキャッチして吸引。フローリングの床の表面だけでなく、目には見えない僅かな凹凸に入り込んだゴミまで吸着することで、一度の掃除機がけで仕上げ拭きまで行うことができる。

ノズル部は、ブラシの密度をアップさせ、新たなリブ構成を採用した「からまないブラシPlus」と、家具下など暗い所の見えにくいゴミが浮かび上がって見えやすく、ゴミの取り残しを防ぐ「LEDライト」を搭載している。

Point ①「フローリング」

マイクロミストが効いている。ブラシが当たったところはゴミが取れており、拭いたようにサラサラな状態に。ここまで微細なゴミを取り切れる掃除機は初めてだったので驚いた。少しだけ湿った感じもあるものの、濡れているほどではないのですぐに乾く。壁のキワは少しだけ砂が残っていたものの、これだけ取り切れるのはお見事。

Point ②「カーペット」

短いカーペット上では、真ん中あたりに砂が残っている。ミストのON/OFF両方で試してみたが、どちらも同じような結果に。なお、吸引されている場所は、カーペットの奥まできちんと取り切れていた。

Point ③「使いやすさ」

ゴミが多いと手元のランプが赤色で早く点滅し、自動で吸引力がアップするのでムダがない(AUTO運転時のみ)。重心が上で大きめのダストボックスがあるので持った少々重い印象もあるが、ハンディとしても使いやすい。

Point ④「本体のお手入れのしやすさ」

ダストカップは他社と比較すると大きめ。掃除機本体からクリーンドック内にゴミが移動した後に掃除機本体のダストカップをチェックしてみると、微細な砂は若干残っていたが、これなら毎回チェックする必要はなさそう。ネットフィルター、プレフィルター、スポンジフィルターなどフィルターは多め。

ブラシは髪の毛がからまりにくい構造。ただ、お手入れするにはコインで開ける手間があり、少々面倒。

Point ⑤「ダストステーションのお手入れのしやすさ」

ゴミ捨ては約3.5ヶ月に1回でOK。片手で取り出し、手を汚さずゴミ捨てできる。捨てる際もゴミが舞い散らなかった。クリーンドック内は、ナノイーXが菌の繁殖やペットの毛のニオイなどを抑えられるから清潔。

Point ⑥「独自機能」

マイクロミストでゴミを床から浮き上がらせる機能を搭載した掃除機は業界初。ざらつきもスッキリ落ちたので感動した。終わった後もビショビショにならず、タンクの水入れもやりやすい。

フローリングならベストの掃除機! マイクロミストが床の皮脂汚れまで落とす

マイクロミストの効果に驚いた。ノズル前面の吹き出し口から、床面に向かってミストを噴霧。ブラシに付着したミストと、ハウスダストに付着したミストとが引き寄せ合い、吸い込む仕組みだ。これまでスチームを使ったクリーナーはあったが、吸引しながらマイクロミストを使えるので、掃除しつつ床がサラサラになる心地よさを実感できた。水拭きではないので、こぼした液体や乾燥した汚れは取れないが、ホコリや皮脂などは十分取れる。カーペットでは中心あたりに少し砂が残ってしまったが、フローリングがメインであればベストな掃除機と言えるだろう。

本体は1.9kgと、最近の軽量クリーナーの中では若干重いものの、クリーンセンサーや家具下など暗い所でも見やすいLEDライトも搭載されており、全体的に使い勝手はよい。クリーンドックの紙パックも外しやすく、お手入れ面でも優秀だった。

SPEC
使用時間:HIGH 約10分/AUTO 約16~28分/LONG 約35分・約70分
外形寸法:スティック時 220×202×1,127mm/クリーンドック 220×331×782mm
質量(約):スティック時 1.9kg/クリーンドック 3.8kg
実勢価格:8万9100円

製品貸与:パナソニック
Author:石井和美

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家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
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【総論】ゴミ自動収集機能付きコードレスクリーナーは「本体の軽さ」も人気
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date 2025/04/11