MENU
search icon
media
Beyond magazineでは
ニュースレターを配信しています
検索
Tags
  1. TOP/
  2. エンタメ/
  3. “ちょい掃“で人気のハンディクリーナー3モデル徹底比較
エンタメ

石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<ハンディクリーナー編>

“ちょい掃“で人気のハンディクリーナー3モデル徹底比較

author: 石井和美date: 2021/11/07

家にいると目に入る棚のホコリや床の髪の毛。在宅時間が長引いたこともあり、しっかり全部掃除するというよりも、サッと「ゴミに気づいた時にすぐ掃除したい」という需要が増加している。2018年に発売されたシャークのハンディクリーナーをきっかけに、そういった潜在的ニーズに応えるパワフルで手軽に使えるハンディクリーナーが続々登場している。そこで今回は、シャーク「Shark EVOPOWER EX 充電式ハンディクリーナー WV406JGG」、アイリスオーヤマ「充電式ハンディクリーナー ブラック IC-H50-B」、ウィナーズ「レコルト CordlessStickCleaner Fullset」を“吸引力” “車や床の掃除” “ゴミ捨ての方法”という観点を中心に試してみた。

爆売れしたハンディクリーナーの草分け的存在


Brand シャーク
Item  Shark EVOPOWER EX 充電式ハンディクリーナー WV406JGG
price 実勢価格:2万5850円

spec
サイズ: 高さ390mm×幅62mm×奥行69mm
質量: 約680g (フローリング用延長ノズル使用時の質量は887g)
運転時間: エコモード約35分、標準モード約20分、ブーストモード約8分 充電時間: 約3.5時間
アクセサリー: 充電ドック(ノズル収納3ポケット)隙間用ノズル・マルチノズル・ミニモーターヘッド・フローリング用延長ノズル


Slide 2
Slide 0
Slide 1
Slide 2
Slide 0

ハンディクリーナーの便利さを世に広めたシャークのハンディクリーナー「EVOPOWER」シリーズは、現在も高いシェアを誇っている。スリムな形状にもかわらずパワフルかつ軽量で、いつでも見える場所におけるスタイリッシュな高級感あるデザインが魅力だ。

掃除への心理的なハードルを下げ、ハンディクリーナーの潜在的ニーズの掘り起こしに成功している。サッと手に取ってサッと使えるという新しい掃除機への価値観を取り入れたのは、間違いなくシャークの功績といえるだろう。

新モデルでは、今までのモデルと比較するとは2倍の吸引力を実現。標準モードに加え、ブーストモードとエコモードを搭載し、より使いやすくなった。また、コンパクトなボディで最長35分の駆動時間。ミニモーターヘッドも付属し、布団掃除などもよりしっかり吸引でき、充電ドッグにはアクセサリーを3種類収納可能となっている。ただフローリング用延長ノズルは収納できない。

●吸引力

アクセサリーをつけず、重曹とペット用トイレ砂を「標準」モードで吸引してみた。床にぴったりと吸い付くような感覚があり、微細なゴミも往復吸引することでとれている。ただ、少しだけ表面に重曹は残っていた。床と密着する構造なので、ペットのトイレ砂は先を少し浮かせるとしっかり吸引できる

●車や床の掃除

ハンディクリーナーとしての使い道がメインだが、フローリング用延長ノズルがあれば床にあるゴミをサッと掃除できる。部屋全体を吸引するほどの運転時間と吸引力はないものの、気になるところだけを掃除するなら十分だ。

車の掃除では、隙間用ノズルやミニモーターヘッドを使うと便利。ミニモーターヘッドはヘッドのブラシが回転するので、シートなどの広い場所も短時間で掃除可能である。狭い場所やカーナビなどのまわりは、隙間ブラシを使ってキレイにホコリなどを落とせた。

●ゴミ捨ての方法

ボタンを押すだけでダストボックスのカバーが開く仕組みで、簡単に捨てられる。ハンディクリーナーはダストボックスの容量が小さいのでこまめにゴミを捨てる必要があるが、これなら苦にならない。

パワフルでどんな場所も掃除しやすいバランスのよいハンディクリーナー

ハンディクリーナーのニーズを掘り起こしたシャークのEVOPOWERシリーズ。吸引力もパワフルで付属品も使いやすく、佇まいも高級感があって美しい。見えるところに置きたくなるデザインだ。しっかりした吸引力で、常にゴミを吸引して清潔な状態を維持できる。3モデルの中では重い方なので長く使っていると手が疲れるが、ゴミを見つけたときにしっかり吸引できるので安心感がある。本体の後ろ側にアクセサリーを収納できるのも便利だ。

軽量で吸引力もパワフルなハンディクリーナー


Brand アイリスオーヤマ
Item  充電式ハンディクリーナー ブラック IC-H50-B
Price 実勢価格:8778円

spec
サイズ: 高さ402mm×幅56mm×奥行57mm
質量:500g
運転時間: 標準約20分、強約15分
充電時間: 約2.5時間
アクセサリー: 充電スタンド、すき間ノズル、ソファベッド


Slide 2
Slide 0
Slide 1
Slide 2
Slide 0

細めのグリップで、女性でも握りやすいコードレスクリーナー。DCブラシレスモーターを採用し国内のハンディタイプ掃除機の中でも軽量で、掃除のハードルが下がる。バッテリー残量が一目でわかるランプを搭載。今回試した製品の中で一番価格が安く、1万円以下で購入できる。

●吸引力

重曹もペットのトイレ砂もどちらもまんべんなく吸い取れる。重曹については表面にうっすら残っており、溝にも少しだけ残っていた。本体が軽いので手に負担がかからず、スイスイ掃除できるのは嬉しいが、運転時間が標準20分強は少々短い。

●車や床の掃除

床用の延長ノズル等はないので床掃除には不向き。棚の上や車の中を掃除する「ハンディクリーナー」として、手軽に使用できる。車の中ではすき間ノズルで細かいところまで掃除可能。シートなどの広い場所ではソファベッド用のアクセサリーを使うと短時間で終わった。

●ゴミ捨ての方法

ゴミが手の上にこぼれないようにクリーナーを水平にして吸い込み口を外す。片手ではできず、両手を使ってゴミ捨てを行わなければならないが、外すのは簡単だ。フィルターに微細なゴミが詰まりやすいのが難点。

価格が安く、吸引力も問題なし。コスパがよいモデル

価格が安いので吸引力はあまり期待していなかったが、予想外にしっかりゴミを吸い取る。本体も軽いので、サッと取れるので女性やシニアにもおすすめできる。ただ、本体デザインやアクセサリーを収納できる充電台は、先に発売したシャークに似ている。アイリスオーヤマらしいオリジナリティがもう少し欲しいところだ。

レコルトらしいおしゃれなカラーリング


Brand ウィナーズ
Item  レコルト CordlessStickCleaner Fullset
price 実勢価格:1万5400円

spec
サイズ: 高さ344mm×幅580mm×奥行580mm (ステンドキャップ装着時)
質量: 515g(スタンドキャップ・ストラップ装着時)
運転時間: LOWモード約25分、HIGHモード約13分
充電時間: 約2.5時間
アクセサリー: スタンドキャップ、ストラップ、充電アダプター、2WAYノズル、ロングパイプ、フロアヘッド


Slide 2
Slide 0
Slide 1
Slide 2
Slide 0

掃除機に見えないスリムなデザイン。ハンディクリーナーにはめずらしい、ナチュラルホワイトとペールブルーの2色で女性人気も高い。やさしい印象ではあるものの、ブラシレスDCモーター採用で、「L(LOW)」モードで約25分、「H(HIGH)」モードで約13分連続使用可能。

●吸引力

吸引口が狭いこともあり、吸引力は強く、大きなゴミもどんどん吸い込んでいく。ただ、一度に掃除できる幅は狭く、広い場所を掃除するのには向いていない。場合は、ロングパイプとフロアヘッドを使うことで髪の毛などを吸い取れた。

●車や床の掃除

吸引口に何もつけずにそのまま掃除すると細い場所には入りにくいため、2WAYノズルをつけると便利だ。ただ、ソファなどを掃除するアクセサリーが付属していないため、シートなどの広い場所は時間がかかってしまった。

●ゴミ捨ての方法

取り外しボタンを押し、ダストボックスを取り外す。なお、ゴミが溜まるとゴミ捨てランプが赤色に点灯するが、砂ゴミや土ぼこりが多いと点灯が早い。ダストボックスと取り付けるときに▲マークを合わせる必要があり、他2社と比較すると少々面倒に感じた。

インテリアとして活躍するデザイン性の高さがポイント

一見クリーナーには見えないかわいいカラーで、ナチュラルなインテリアにもよく馴染む。スタンドキャップを外さなければならず、掃除を始めるときのハードルは少々高い。吸引力はかなり高いので、身の回りの気になるホコリや髪の毛は確実に取れる。アクセサリーをまとめて収納できるケースのようなものがあると、さらに嬉しい。

<総評> 吸引力は大差なし、アクセサリーの種類や使いやすさで選ぶ

吸引力に関しては大きな差はなかったものの、シャークはゴミの捨てやすさやアクセサリーの使いやすさも含めてバランスがよかった。また、微細なゴミも詰まりにくく、しっかり広範囲を掃除するのであれば、シャークをおすすめしたい。
アイリスオーヤマはコスパがよく、身の回りをサッと掃除するのにちょうどよい。ウィナーズは、かわいらしいデザインが魅力。一見クリーナーには見えないので、キッチンなどに置いておくのにぴったりだ。
棚、床、車の中など、どこをメインに掃除するのかによって、選ぶモデルが異なる。アクセサリーの種類などをチェックし、自分に合うクリーナーを選んでほしい。

製品貸与:Shark、レコルト、アイリスオーヤマ

author's articles
author's articles

author
https://d3n24rcbvpcz6k.cloudfront.net/wp-content/uploads/2021/05/036.jpg

家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
more article
media
「Art Culture Street.vol.4」でYUUKIが伝えたかったこと
エンタメ
date 2024/10/10