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石井和美の家電やりすぎ比較レビュー自動ごみ収集ドック付きコードレススティッククリーナー

【第3位】自動ごみ収集ドック付きコードレススティッククリーナー 東芝ライフスタイル トルネオ コードレスクリーナー VC-SL130DS 

author: 石井和美date: 2025/04/09

充電台にゴミを自動収集できるコードレス掃除機が人気を集めている。従来のモデルでは掃除のたびに掃除機本体のダストボックスを手動で空にする必要があったが、充電台に大容量のダストボックスを備え、掃除後にゴミを吸引・収集する仕組みを採用している。これにより、1カ月以上、ゴミ捨ての手間を軽減できる。また、単に手間の問題だけでなく、フィルターの目詰まりを抑え、吸引力の低下を防ぐメリットもある。特に共働き世帯やペットのいる家庭を中心に注目が集まっている。
 
テストした項目は「フローリング(10点)」「カーペット(10点満点)」「使いやすさ(10点)」「本体のお手入れのしやすさ(10点)」「ダストステーションのお手入れのしやすさ(5点)」独自機能(5点)」の合計50点満点。ゴミは疑似ゴミとして微細な砂、ペットのトイレ砂を用意した。
 

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東芝ライフスタイル「トルネオ コードレスクリーナー VC-SL130DS」の特徴

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ダストステーション内の紙パックの取り付け向きやモーター位置の最適化によって、紙パック内でゴミをしっかり圧縮するため、ゴミ捨て頻度は約70日に1回で済む。左右・斜めも軽快に走行する「なめらか自走ヘッド」を新開発。旋回輪を採用したことで壁際や家具の脚回りもらくらく軽快に走行できるなど、使いやすさにも工夫している掃除機。

時短かつ効率的な掃除を実現する「吸い拭き2WAYワイパー」も搭載している。ワイパーに市販のフローリングシートを装着することで、掃除機で固形のゴミを吸い取り、同時にべたつき汚れはシートでふき取れる。また、シートの上にワイパーを重ねるだけで簡単に装着できるため、フローリングの汚れが気になるときにサッと掃除することができる。

Point ①「フローリング」

ヘッドのブラシが当たっている場所は全体的に取れていたが、特に大きなゴミは壁際のほうに押し出してしまうことも。壁際で横移動できるので、一度掃除した後に、壁際だけ一往復することでゴミが取れる。

Point ②「カーペット」

うっすら残っている部分はあるものの、パワフルにブラシが高速回転するので、カーペットに入りこんだ微細なゴミもかき出している。他社と比較しても優秀。

Point ③「使いやすさ」

使いやすさでは唯一の満点。とても軽く、腕や手にかかる負荷が少ない。ハンドルを寝かせてもヘッドが浮かず、家具の下など掃除しにくい場所もラクに届く。さらに本体がスリムなため、しっかりと奥まで届く。持ち上げるのもラクで、ハンディクリーナーとしても使いやすい。

Point ④「本体のお手入れのしやすさ」

本体がスリムなため、中の部品も小さく、少々お手入れがしにくい。プリーツフィルターとネットフィルターが分かれており、プリーツフィルターにはお手入れブラシが使えない(ネットフィルターはOK)など、取扱説明書をよく読まないと間違いやすいところもある。シャッターの部分に髪の毛などがはさまりやすい点も気になった。

ツマミを動かし、お手入れカバーを手前に持ち上げて回転部を外せる。コインなどが不要で、サッと掃除できた。

Point ⑤「ダストステーションのお手入れのしやすさ」

紙パックの交換は簡単で、紙パックホルダーごと外し、ツメを押せば紙パックが落ちる。ゴミをさわることがなく、飛び散らないのですぐに終わる。

Point ⑥「独自機能」

シートを取り付けて拭き掃除ができる「吸い拭き2WAYワイパー」が付属している(右)。拭き掃除をする際はヘッドをワイパーに交換し、市販のシートを取り付けるだけ。手軽に拭き掃除ができるのは嬉しい。

軽くて使い勝手は抜群! サッと手軽に掃除したい人におすすめ

マ軽く、持ちやすく、小回りのよさは素晴らしく、ゴミが気になったときにパッと手にとりやすい掃除機だ。女性でも軽々持てる重さで、ハンディクリーナーとしても使いやすい。

吸引力については、フローリングの床では大小のゴミが壁際で少し残る結果となった。特に大きめなゴミがあるとヘッドが乗ってしまい、隙間ができることで微細なゴミが吸えなくなることもあった。壁際では横方向にヘッドをスライドして掃除できるので、掃除の方法を工夫したほうがよさそうだ。

一方でカーペットでのゴミ吸引力はすばらしく、向かって左側はうっすらと残っているものの、ブラシが当たったところは取り切れている。カーペットの掃除でも自走力が強く、軽い力でもしっかり吸引できたことに驚いた。 紙パックはダストステーションから取り出しやすく簡単に捨てられる。紙パックを正しくセットしないとふたがしまらない仕組みも親切だ。

SPEC
使用時間:標準 約35分(ヘッド有)、約40分(ヘッド無)/自動 約10~20分/強 約7分
外形寸法:スティック時 258×118×1,092mm/ダストステーション 228×265×769mm
質量(約):スティック時 1.4kg/ダストステーション 2.7kg
実勢価格:6万円前後

製品貸与:東芝ライフスタイル
Author:石井和美

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家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
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date 2025/04/11