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インテリアスタイリストが自邸に採用したテレビとは?

スッキリ見える「かんたん壁掛け」が実現! 当たり前から脱却した新しいテレビの形

author: 伊森ちづるdate: 2022/11/15

インテリアスタイリストの窪川勝哉さんが「日本人のインテリアセンスをアップデートするテレビ」と評するパナソニックの「ウォールフィットテレビ TH-55LW1」。同氏がこのテレビを自宅に設置するというので、早速取材を敢行。パートナーでトラベルジャーナリストの寿子さんとともに、ウォールフィットテレビの魅力を話してくれた。

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アンテナ線接続の束縛が解けた
テレビの新たな可能性

「インテリア好きが待ち望んでいた“テレビの形”じゃないでしょうか」と窪川さんはウォールフィットテレビの印象を話す。インテリア好きにとって、季節や気分で模様替えをするのは当たり前。

でも、今までのテレビは壁のアンテナ端子位置により、テレビの設置場所が限られてしまい、レイアウトの自由度が低かったのだという。さらに、テレビはテレビ台とセットで置かれることが多かったため、設置場所が限定されていた。

「今回アンテナ線接続の束縛が解けたことで、テレビも一緒に模様替えできるようになったんですよ。つまり、テレビが家電から、絵画や時計などと同じ『ウォールファニチャー』になったわけです」と窪川さんは説明する。

ウォールフィットテレビは、モニター(テレビ)とチューナー部を分離し、その間を無線で接続している。そのため、チューナー部だけを壁のアンテナ端子の側に置けば、モニターは好きな場所に設置できる。壁掛け時計を掛けるようにテレビの位置を変えられ、さらに、壁掛け設置によってテレビ台も不要になるため、もっと大胆に、もっと自由に部屋の雰囲気づくりができるのだ。

壁掛けできるテレビはこれまでも販売されていたが、窪川氏は食指が動かなかったという。

「壁掛けテレビは正面から見るとキレイな仕上がりですが、横から見ると残念なものが多かったんですよ。例えば、テレビを取り付ける壁掛け金具などのパーツが大きくて、そのせいでテレビそのものが前に出っ張りすぎるといったように。正面から見てキレイでも、横から見ると厚みや配線がごちゃつくので”ズルイ!”と思っていたんですよ」(窪川さん)

しかし、ウォールフィットテレビの場合は壁から画面まで約3.5cmという薄さだ。

「画面部分は黒ですが、側面のカラーがホワイトなんです。ここがブラックだと壁から飛び出た部分が強調されるのですが、ホワイトだと白壁の延長線に見えるんです。壁に溶け込むので横から見てもスッキリするんです」と窪川さんはいう。

さらに、電源コードの色が白いことも、壁との一体感を演出しているという。「側面部や電源コードの色にもデザイナーのこだわりを感じますね」(窪川さん)

額縁のように壁に掛けられるテレビは、オシャレな部屋作りのサポートにもなる。

「SNSなどで素敵な部屋の写真をみると、みんな壁に何かを飾っていると思いませんか。壁の素材や色にこだわったり、装飾物を使うことでぐっとオシャレな部屋になるんですよ」(窪川さん)

なるほど。それは分かるが、バランスや配置などが難しそうだ。SNSを真似して壁を飾ってみたけれど、なんだかしっくりこないという経験をした人もいるのではないだろうか。

窪川さんは「自宅は1930年代を意識して空間を作ったんですが、そのテイストにウォールフィットテレビがしっくりきてちょっとびっくりしました。ウォールフィットテレビは前から見ると黒くて四角いので、テイストを選ばず空間が引き締まると思います」と話す。テレビの位置に自然と視線が集まるので、ほどよいアクセントになるのだ。

「テレビを壁に飾ってみて、部屋の雰囲気がオシャレになったと思ったら、ほかにも壁装飾を増やして楽しんでみてください」(窪川さん)

壁掛け×4K有機ELテレビによって
「省スペース」に「高画質テレビ」が実現

従来の壁掛けテレビが、壁の補強工事などの大掛かりな工事が必要なケースが多かったのに対し、ウォールフィットテレビは簡単に壁掛けができることを目指して開発されている。

付属の専用金具を細いピンで固定することにより、 石膏ボードが使用された壁に大掛かりな工事をせずに気軽に取り付けられる。これなら業者に依頼せずとも、自分自身でも設置できる。

壁に設置用紙を貼って取り付け位置を決定し、用紙の穴に付属の金具を細いピンで固定。そこにモニターを掛けて設置する。実際、テレビの取り付けは夫婦2人で迷わず設置できたという。

「壁掛けのインテリアアイテムのなかには、ディスプレイするには難易度が高いものがけっこうあるのですが、それらと比較するとウォールフィットテレビはとても親切。石こうボードの壁にピンを斜めに打って金具を固定するのですが、ピンを打つための専用工具が付属しているので簡単に作業できます。

しかも工具が2つ付属しているのは珍しいですよね。2つあることで同時に作業できますし、設置用紙にも取り付け方法が詳しく書いてあるので、悩まず設置できますね」(窪川さん)。

「2人で持ち上げてもラクに動かせる重さでした。家具を移動するような感覚と同じですね」(寿子さん)

世界各地を取材するトラベルジャーナリストの寿子さんは、旅番組をチェックするのも仕事の一環。ウォールフィットテレビでサバンナの風景を観た寿子さんは「前のテレビが32インチだったので、55インチは大きくて最高ですね。没入感が違います。絵作りもこんなにキレイだと思いませんでした!」と驚いていた。

ウォールフィットテレビは4K有機ELディスプレイを搭載。4Kは映像が従来のテレビの4倍きめ細かい。さらに有機ELは、光や色の表現が従来の液晶テレビよりもリアルに表現できるのが特長。植物などの複雑な色や暗いシーンでも黒がつぶれることなく、繊細な表現を楽しめる。薄型な点もウォールフィットテレビに採用されているのは納得だ。

また、従来のボックスタイプのスピーカーではなく、画面を振動させて音を出す“画面振動スピーカー”を採用していることも薄型化に貢献しているそう。

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壁掛けできることで、今までテレビを置けなかった部屋でも使えそうだと窪川さんは説明する。

「日本の住宅の場合、主寝室は狭いことが多く、ベッドを置いたらテレビ台を置くスペースがないことがほとんどなんですよ。床はベッドでいっぱいだけど、壁はいくらでも空いている。ウォールフィットテレビは簡単に壁に掛けられ、テレビ台が不要になるので寝室に置けそうですよね」

テレビ台とともにテレビを寝室に置こうとすると視聴距離が近くなるが、ウォールフィットテレビはその点もクリアしている。

ウォールフィットテレビなどの「4Kテレビ」は、従来の液晶テレビよりもテレビを最適に観るのに最適な距離(視聴距離)が短くなる。32V型液晶テレビの視聴距離が1.2mだったのに対し、4Kテレビなら65v型でも同じ距離で大丈夫だ。

それに加えて、「壁掛け」であるということも視聴距離にメリットを生んでいる。通常、テレビはテレビ台の上に置くが、どうしてもスタンドの分だけ壁から前に出てきてしまう。つまり、4Kテレビ×壁掛けであるということは、十分にスペースがないところでも大画面を設置できるということになる。

より近づいて観ることができるのが4Kテレビの魅力。これは寝室の設置するときにメリットと言えるだろう。

現代の暮らしにフィットするテレビ

「ひとり暮らしの頃からずっとテレビっ子。今でも休日は大きなテレビの前でコーヒー片手に一日中観ちゃう」と話すのは寿子さん。

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今回、パナソニックの「プライベート・ビエラ」の存在を知り「これがあったらお風呂もテレビタイムにできる!」と大喜び。さらに「実家の父がリビングのテレビを占有しがちなので、母にプレゼントして好きな番組を観てもらいたい。プライベート・ビエラくらいの大きさなら、部屋の好きな場所に持って行けるし」と話す。

一方、窪川さんは「今でこそ2人で一緒にテレビを観ますが、基本的にテレビは時々みれば充分。そういう意味ではプライベート・ビエラや、キャスター付きで好きな部屋に動かせる「レイアウトフリーテレビ」は、使いたいときに出して、使わないときは収納できるのがいいですよね。

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特にレイアウトフリーテレビは、スタンドタイプのテレビのなかでもスタイリッシュで、電源コードもキレイにまとまるところがいい!」と絶賛。

「ウォールフィットテレビをきっかけに、壁にいろいろなものをプラスしてインテリアを楽しんで欲しいですね。そういう意味ではインテリアの偏差値アップにつながるようなテレビかもしれない」と窪川さん。

「そういえば、よく日本人は壁の使い方が下手って言っているよね。このテレビならチャレンジしやすいのかも。私は、これだけキレイなデザインのテレビだと、テレビへの向き合い方が変わりそう。映画館に行く感じに近いというか、特別な時間を楽しめそうね」と寿子さんは続ける。

ウォールファニチャーのように気軽に壁に取り付けられるウォールフィットテレビは、インテリア性、画面の美しさのバランスがとれたテレビだ。家の中で過ごす時間が増えたからこそ、自分の暮らしにフィットした部屋作りをしたい、映画などの趣味を満喫したいという人が求めていた新たなテレビといえる。

レイアウトフリーテレビ、プライベート・ビエラとあわせて、自分のライフスタイルにあったテレビを楽しんでみてはどうかだろうか。

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ウォールフィットテレビ TH-55LW1/
ハードディスク(2TB/内蔵)



モニター(テレビ)
画面サイズ:55V型
外形寸法(幅×高さ×奥行):122.7×70.6×2.7cm(突起部含まず)
質量:約12.5kg

チューナー部
外形(幅×高さ×奥行):21.5×8.0×21.5cm(突起部含まず)
質量:約1.8kg

Text:伊森ちづる
Photo:下城英悟
提供:パナソニック株式会社

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家電・家電量販店ライター
伊森ちづる

家電流通業界向け雑誌記者を経て、フリーランスのライターへ。家電量販売員や幹部などへの取材のほか、家電メーカーへの開発者インタビューなども行う。実際に自分でも家電を使い、売り手とユーザー両方の視点から記事を執筆する。販売ツール監修、省庁・自治体に対して家電に関するレクチャー、WEBやTVなどで情報発信も行う。最近の関心はテクノロジー×ヘルスケア、テクノロジー×教育。クラシック音楽が好き。
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