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デジタルグッズライター・山下達也の偏愛品

Hue愛好家が10年待ち焦がれた「超・明るいHue」

author: 山下 達也date: 2023/01/26

毎年のようにPC、カメラ、AV機器を買い換え続けるデジタルグッズライターが、2022年、最も満足した“偏愛的逸品”は……なんとスマートLED電球。スマートLED電球なんで、10年前からあるじゃんと思ったあなた、実は今年、従来スマートLED電球が抱えていた弱点を解決した製品が出たことをご存じですか? ここでは、そんな待望の新製品について、個人的“偏愛”を踏まえて紹介します!

灯りにこだわると部屋の過ごしやすさは大きく変わる

スマートフォン普及を受け、さまざまなシーンで語られるようになった(ぶっちゃけ、若干食傷気味でもある)「スマート〇〇」という概念。なかでも「スマートホーム」は、すべての人の生活に関係する衣・食・住の一角を担う超巨大マーケットということもあって、さまざまな製品・ソリューションが提供され続けています。

そうしたスマートホーム製品のなかで、今年、いやこの10年ほど私が“偏愛”し続けているのが、フィリップスのスマート照明システム「Hue(ヒュー)」シリーズ。ご存じの方も多いと思いますが、ざっくり言うと、スマートフォンアプリから操作できるLED電球のことです(電球のほかにもいろいろな形状の照明や、多彩なアクセサリーがあり、組み合わせて利用可能)。

見た目はこんなふうに普通の電球なんですが、アプリでオン・オフを切り換えたり、自由に色を変えたりといったことができます。

……まあ、正直に言うと派手に色を変えて喜べるのは最初だけなんですけど、昼光色(白っぽい光)と電球色(黄色っぽい光)を切り換えられるのはけっこう実用的。仕事中は集中力を高めるために昼光色に、読書など趣味の時間は電球色でリラックスといった使い分けは、リモートワークでずっと自宅にいる人にオススメです。光の色が変わるだけでけっこう気分が変わるもんなんですよ。

Hue愛好家が待ちに待った「超・明るいHue」がついに国内発売!

そして、今回、2022年の偏愛アイテムとしてピックアップさせていただくのが、夏に発売されたばかりの新モデル「Hue フルカラー シングルランプ E26 1600lm」です。実はこのモデル、私が10年前からずーーーっと待ち続けてきた製品なんです。

何が違うのかというと、明るさが違います。これまでのHueは明るさが800lmで、60W形電球相当の明るさしかありませんでした(最初期のモデルは600lmとさらに暗かったり)。決して暗いというほどではないのですが、これだと作業時に手元が暗く感じてしまうんですよね。その点、新モデルは製品名にも記されているよう、倍の1600lm(100W形電球相当)を実現しているので、暗いと感じることはまったくありません。

従来モデルと比べると(右から1600lmモデル、800lmモデル、600lmモデル)、こんなに明るさが違います。

写真だとちょっと違いが分かりにくいのですが(電球のフチの部分を見比べると分かりやすいかも)、実際には歴然と違います。1600lmの方は直視するのが難しいほど明るいんです。

劇的に明るくなったことで、特に作業部屋での使い勝手が大幅にアップしました。これまでは読書や細かい作業時にちょっとつらく感じることがあったですが、明るくなったことでさまざまな用途に自在にフィットするように。もちろんアプリからの操作で明るさを自在に調整できますから、映画を見るときには少し暗くするとか、寝室で常夜灯的に使うということもできます。

「本当、もっと早く出してくれよ」という気持ちでいっぱいなのですが、猛烈に発熱するLED電球のなかにWi-Fiなどのスマート機能を組み込むのは、相当にハードルが高かったのでしょうね(実際、他社のスマート電球もほとんどが800lm前後です)。結果、すでに写真でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、本体サイズもちょっと大きく(長く)なってしまっています(カバー付きの照明器具に付ける場合はご注意を!)。

なお、この冬にはさらに、75W形電球相当(1100lm)の選択肢「Hue フルカラー シングルランプ E26 1100lm」も登場。こちらは1600lmモデルと比べてやや暗いものの、本体サイズが800lmモデル同等に抑えられているので、照明器具の関係で大きな電球を取り付けられないという人にオススメです。

照明をハンズフリー&フルオート化したら、もう元の生活には戻れない

こうして長年の懸案となっていた、Hueの明るさ問題が解決したことで、今は大満足のHue生活を送っているわけですが、そのなかで個人的に偏愛している使い方が別売人感センサーによる照明オン/オフのコントロールです。

ようは「人が来たら電気をつけ、人がいなくなったら電気を消す」を自動化するということなんですが、実はこれがけっこう難しい。市販の人感センサー付きLED照明だと、人感センサーが人を検知してから電気を消すまでの時間を調整できないため、人がいるのに電気が消えてしまうということが起きてしまいがちなんですよね。トイレに設置した人感センサー付きLED照明が途中で消えてしまうというのは“あるある”ですが、リビングや仕事部屋でそういう挙動は許されません。

でもその点、Hueの人感センサーなら、電気をオフにするまでの時間を1~60分まで自在に変更可能。その間に人感センサーが人の動きを検知すると消灯までのタイマーがリセットされるので、人がいるのに電気が消えるということが起きなくなります(「15分」くらいにセットしておくと安心ですよ)。

ちなみに我が家では、そうとは知らないお客さんが間違って電灯スイッチをオフにしてしまわないよう、こんなふうにスイッチカバーをかけて運用しています。

このスイッチカバー(パナソニック「保護カバー付きスイッチプレート WTC7951W」)、パナソニック製のスイッチであれば非破壊で交換できるので借家でも交換可能。照明のフルオート化とセットでぜひ導入していただきたいですね。

また、これは定番の活用法ですが、AlexaやGoogleホームなどの音声アシスタントとの連携もものすごく便利。特に定型アクション登録で「Alexa、おやすみ」の一言で家中の電気を消してしまえるのは(もちろん「Alexa、おはよう」で寝室の電気とエアコンをオンにしたりもできます)、布団から一歩も出たくない冬には最高です。もうこれがない生活は考えられませんね。そうした生活に慣れすぎて、出張先のホテルで「Alexa、おやすみ」なんて言っちゃうことも?

照明のオン・オフくらい自分でやれって思われるかもしれませんが、照明のハンズフリー&フルオート化は、生活がガラリと変わるくらい便利。1個約8,000円と、一般的なLED電球(1,000~2,000円前後)と比べてちょっと(かなり?)お高めな製品ではあると思うのですが、絶対にその価値はあると断言できますので、ぜひお試しあれ!

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デジタルグッズライター
山下 達也

ジアスワークス有限会社所属。「デジタル」が世の中に浸透し始めた90年代後半から、さまざまな情報誌・オンラインメディアで、PC、カメラ、スマートフォン、AV機器など、幅広いデジタル機器を紹介してきた。近年はサブカルチャーやテクノロジーなどの分野でも活動中。合理性、機能性だけでは説明できない“トキメキ”のあるガジェットをこよなく愛する。
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