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どれだけラクに健康になれる?

ほったらかし家電で1週間の低糖質ライフ<1日目~3日目>

author: 田中真紀子date: 2021/07/08

ダイエット方法のひとつとして注目されている低糖質メニュー。実際に作ってみようと思うと、意外とどんなメニューがあるか思い浮かばないし、手間もかかりそう。そこでほったらかし調理の定番である「ホットクック」を使って1週間、低糖質メニューにチャレンジ。果たして、ちゃんと肉もスイーツも食べながら糖質オフできるのか?

最近、スポーツクラブに入会し、パーソナルトレーナーについてダイエットと筋トレを始めた。正確にいうとダイエットについては、頭の中では常に意識しているのだが、その気持ちとは裏腹に、年々体重が増えてしまう。この先もずっとダイエットのことを考えて生きていかなければいけないのか……と思ったらうんざりしてしまい、一念発起したのだ。

トレーナーから指摘されたのが、やはり糖質の摂りすぎとたんぱく質の不足だ。一応、自分でも気にして朝食はフルーツやサラダで済ませることが多かったが、トレーナーによるとたんぱく質が足りないとのこと。さらにランチはさっと済ませたいため、糖質の元となるパスタや麺類を摂ることが多いことにも気付かされた。

とはいえ忙しい毎日、糖質を抑えつつ栄養たっぷりの食事を作るのは大変……となれば、ほったらかしで料理が作れるシャープの「ヘルシオ ホットクック」に頼るしかない! そこでさっそく約1週間、ホットクックで低糖質メニューを作ってみた。

ほったらかし調理といえばシャープ「ヘルシオ ホットクック」KN-HW16F(実勢価格:5万4340円)。旧モデルは以前から愛用しているが、今回は最新モデルを使い、低糖質にこだわってメニュー選びをしてみた

“ほったらかし度”の高さではおそらくNo. 1

ホットクックの初代モデルが登場したのは2015年のため、すでにご存知の方も多いと思うが、改めてホットクックの何が便利なのか、特徴を紹介しよう。

ホットクックの特徴は大きくふたつある。ひとつめは、“ほったらかし”で美味しい料理が作れること。ホットクックに搭載(またはダウンロード)された自動メニューで作る場合、レシピ通りに食材や調味料を内鍋に入れ、あとはメニューを選ぶだけ。火加減や加熱時間はもちろん、かき混ぜまで自動でやってくれるので、完成するまでほったらかしでOKだ。

メニューごとに必要なタイミングで、内蓋に設置した「まぜ技ユニット」が稼働し、食材を混ぜてくれる

さらに自動メニューを使わない場合も、手動で「煮物を作る」「スープを作る」「炒める」「無水でゆでる」……などの調理法と時間を設定すれば、オリジナルメニューもほったかしで作れるのだ。最近、ほったらかしで料理が作れる調理家電は増えているが、“ほったらかし度”の高さでいえば、おそらくホットクックがNo. 1だろう。

ふたつめは、“無水調理”ができること。蒸気を逃しにくい構造と、内蓋に施したドリップ加工で食材の水分が鍋に戻せるため、水分を加えなくても調理できるメニューも多数搭載している。無水調理には、食材本来のうまみを引き出してくれるうえ、栄養素を多く残せるメリットもあるという。

調理中に内蓋についた蒸気が、無数の突起を伝って再び内鍋に落ちる仕組みになっている

“低糖質ライフ1日目
無水&かきまぜでうまみ凝縮「ラタトゥイユ」

野菜がたっぷり摂れて味も美味しいラタトゥイユは、我が家の定番メニューのひとつ

初日は物足りなさを感じさせないメニューにしたい。ボリュームがあって食べ応えがあり、お腹も満足する……ラタトゥイユにしよう。ラタトゥイユは私自身、以前からホットクックでよく作っているのだが、ダイエット関連の本や動画によると、優秀な低糖質メニューらしい。トマトのリコピンやらナスのカリウムやら野菜の栄養がたっぷり含まれていて、肉を入れればたんぱく質も採れる。ホットクックなら無水で作れ、自動でかき混ぜもしてくれる点で、ホットクックの本領を発揮するメニューと言ってもいいだろう。

玉ネギ、ナス、ピーマン、ズッキーニなどの野菜やトマトの水煮を使う、栄養たっぷりメニュー

作り方は実に簡単で、カットした材料や調味料を入れ、内蔵メニュー「ラタトゥイユ」を選ぶ。あとは、40分間、ほったらかしで完成を待つのみだ。

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今まで何度も作ってきた定番メニューで、とても美味しい。無水なので野菜のうまみも凝縮し、とろとろに柔らかく仕上がる。多めに作ったときは、バジル(香辛料)を加えたり、とろけるチーズを混ぜ込んでまろやかにしたり、アレンジを加えたりしてもグッドだ。うん、大満足。

“低糖質ライフ2日目”
低温調理で塊肉も柔らかく「サラダチキン」

人気のサラダチキンも、一晩寝かせずこの柔らかさ!

昨日、パーソナルトレーナーに最近の食事メニューを聞かれたので、「朝食のサラダにゆで卵を加え、オイコスヨーグルトも食べています」とアピールをしたが、「まだたんぱく質が足りませんね」とダメ出し。

「サラダチキンはどうですか。スーパーやコンビニにも売っていますよね」と言われる。しかし主婦としては、あの小さいサラダチキンをこの値段で買うのはもったいない。今日はホットクックでサラダチキンを作ろう。

温度や時間の管理が得意なホットクックには、低温調理メニューも搭載されている。下準備はこれまた簡単で、鶏胸肉に塩、ハーブミックス、オリーブオイルをもみ込み、ジッパー付き食品保存袋に入れるだけ。サラダチキンといえば、肉をラップで丸めたり、一晩寝かせたりするレシピもあるが、その工程が不要なのはありがたい。

鶏胸肉を保存袋ごと内鍋に入れたら水を張る。忘れてはいけないのは、蓋を閉める前に、付属の蒸しトレイを乗せることだ。こうすることで、食材を入れた袋が浮き上がってきて、蒸気口を塞ぎ、吹きこぼれなどを起こさないようにすることができるという。アナログにして確実な方法だ(笑)。

下味を付けた鶏胸肉を食品保存袋ごと内鍋に入れ、水位MAX線まで水を入れる
通常は蒸し野菜などを作る時に使う付属の蒸しトレイで、肉が浮かないように押さえ込む

あとはほったらかしで、調理温度は71℃、時間は1時間10分。そして完成したサラダチキンがこちら。絶妙な火加減、時間だったようで、色はきれいなピンク色! 鶏胸肉とは思えないほどやわらかいし、ハーブと塩が効いていておいしい。ちなみに今回は、市販のハーブソルトを使用したが、シーズニングを変えれば、いろいろな味が楽しめそうだ。

火加減によっては中が硬くなることもあるサラダチキン。ホットクックで作ると、計算された火加減と時間でやわらかく仕上がる

“低糖質ライフ3日目”
大豆粉とラカントSを活用して「ブラウニー」

元からあるレシピをもとに材料をアレンジして作った低糖質ブラウニー。そのお味は……?

低糖質ライフを始めて気づいたことがある。自分が今まで思った以上に甘いものを食べていたことだ。実際に「糖質が高いデザートは絶対に食べない」と決めてみると、食べられるものがほとんどない……助けて、ホットクック! そう思ってレシピ集を開くと、ホットクックにもいくつかスイーツレシピがある。そこで今回はその中から「ブラウニー」を、材料を低糖質に変えて作ってみることにした。

ブラウニーの材料は、スライスアーモンド、チョコレート、バター、卵、砂糖、ラム酒、ココア、薄力粉、くるみだ。このうち糖質が高そうな砂糖と薄力粉。これを低糖質レシピの定番である糖質0の甘味料「ラカントS」と大豆粉に置き換え、チョコレートは、カカオ72%の低糖質タイプをチョイスした。

まずはレシピ通りの分量を混ぜて内釜に入れ、「ブラウニー」メニューで作ってみたところ、岩の塊のようなゴツゴツとした仕上がりになってしまった。食感もボソボソとして口当たりが悪い。以前、薄力粉で作ったときはしっとりおいしく仕上がったので、やはり大豆粉のせいだろう。そこで、大豆粉の分量を40gから30gに減らしてみたら、断然食べやすく美味しくなった。

ケーキというより、しっとりしたクッキーといった味わいに近い焼きあがりに

これには夫がハマった。まずは一切れ食べ、おいしいから、ともう一切れ……と次々に食べてしまい、翌日にはきれいになくなっていたのだ。まさか一晩で食べてしまうとは……と驚き呆れたが、通常のスイーツより低糖質だし、それだけおいしかったというのはレシピとして成功と言っていいのだろう。

いずれにしても低糖質でスイーツが作れることが分かり、ダイエットのハードルが下がった気がする。

4日目へ続く

製品貸与:シャープ

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白物・美容家電ライター
田中真紀子

家電を生活者目線で分析し、雑誌やウェブ、テレビなど幅広く発信する専門家兼ライター。家電の最新情報をキャッチするとともに、日々多くの家電を使いこなし、暮らしをより快適にする採り入れ方を提案している。2021年2月、家電を中心に人が集まる場所として「家電サロン」を開設。
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