【第1位】オーブン機能が特に優秀。新機能のゆで卵も手軽に完璧

テストした項目は

「2品同時あたため（15点満点）」
「解凍（10点満点）」
「オーブン（10点）」
「独自機能（10点）」
「操作性（5点）」の合計50点満点。

家庭でよく使うあたためは、1品ではどれもほぼ変わりなく、ムラなくあたためられたので、ごはん（150g）とおかず（チーズハンバーグ100g）の同時あたためでテストをした。
解凍は挽肉（約300ｇ）の全解凍、オーブンはクロワッサンを焼き、独自機能では各製品の便利そうな独自機能を使ってみた。

メイン食材を選んでスタートするだけで加熱温度と時間を自動調節する「石窯おまかせ焼き」に、従来機種より搭載していた肉、野菜、魚、深皿煮込みコースに加え、新たにグラタンコースが加わった。また、独自の分量検知技術を応用した「分量フリー自動メニュー」を新採用。ハンバーグや茶わん蒸しなど定番の7メニューを搭載している。メニューを選ぶだけで分量に合わせて加熱を自動調節するので、バリエーション豊富な料理を簡単に楽しめる。

さらに、普段、調理頻度が高い「ゆで卵」「半熟卵」「温泉卵」を自動メニューに追加。スチームで庫内温度を高精度にコントロールし、温度調節の難しい「半熟卵」「温泉卵」も自動で手軽に調理できるようになった。

2品同時にあたためる操作は「あたためる」→「ごはん」→「おかずも一緒にあたためる」をチェック→「スタート」の4操作。火加減・加熱時間は自動で、加熱にかかった時間は3分43秒。赤外線センサーの位置が右にあるので、置き位置に注意が必要。背の高い器や食品は左側に置く。1品の分量は100～250g。

ごはんもハンバーグもムラなくアツアツに加熱されている。中心部までしっかり加熱しているため、チーズハンバーグは、中に入っているチーズが少し上から飛び出ていた。

操作は「あたためる」→「スチーム全解凍」→「スタート」の3操作。終了まで16分17秒と、今回試した中では一番時間がかかったものの、解凍はお見事。端煮え、変色などは一切なく、スプーンは力を入れずにスッと下まで入れることができた。これなら解凍を待たずにすぐ調理に使える。

オーブン予熱あり、180℃で25分。庫内に熱が均等に届いており、全体のムラも少ない。一部だけ焦げているということもなく、全体が均一にこんがり。中までサックリとした、理想のクロワッサンに焼き上がった。時間をおいても油っぽくならず、中心部まで層があり、バターの香りを楽しむことができた。

このモデルから搭載されたゆで卵。今回は半熟卵を作ってみた。角皿に焼き網をのせ、卵6個（１～最大８個）を中央に寄せて並べる。角皿を下段に入れ、「料理する」→「レシピ検索」→「メニュー番号（176）」→「決定」→「スタート」。理想的な半熟卵に仕上がった。よく作るゆで卵も鍋につきっきりになることなく、おまかせでできるのでありがたい。ただ、操作回数が多いので、もう少し簡単に選べるようにしてほしい。

大きく分けて「あたためる」「料理する」に分類されており、ふだんよく使うごはんやおかずのあたためなどは「あたためる」に集約されている。説明が丁寧で、例えばスチーム全解凍では「薄切り肉や挽肉を、時間をかけて丁寧に解凍します」といった解説と写真が表示されるので迷いにくい。本体がコンパクトなので置きやすい点も魅力。

製品貸与：東芝ライフスタイル