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石井和美の家電やりすぎ比較レビュー<コードレススティッククリーナー>

【第3位】Dyson「Dyson V12 Detect Slim Absolute」

author: 石井和美date: 2024/02/27

吸引力が向上し、小型化が進んでいるコードレススティッククリーナー。最近では1万円程度からというリーズナブルな価格のコードレススティッククリーナーも登場しているが、やはり有名メーカーが誇る高価格帯コードレススティッククリーナーは、吸引力や使い勝手が大きく異なる。長く使い続ける、出番が多い家電は、ストレスが少ない高品質なものを選んでほしい。

今回は代表的な6社のコードレススティッククリーナーを比較。フローリング、カーペット、操作性、ゴミの捨てやすさなどを比較して、総合的に優秀な一台を決めた。特徴をぜひ参考にしていただきたい。

テストした項目は「フローリング(10点満点)」「カーペット(10点満点)」「操作性・小回りのよさ(10点)」「ゴミの捨てやすさ(10点)」「充電のしやすさ(5点)」「独自機能(5点)」の合計50点満点。フローリングとじゅうたんについては、擬似ゴミとして砂、ペット用のトイレ砂を使用している。

吸引力は最強! 汚れた空気を外に出さずに完璧に閉じ込める安心な1本

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Dyson「Dyson V12 Detect Slim Absolute」の特徴

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ウイルスを含む0.1ミクロンもの微細な粒子を99.9%捕らえられるクリーナー。5段階で微細な粒子やごみを集めるように設計され、高い密閉性により収集されたホコリが空気中に漏れない。

また、微細なホコリを可視化する新しいFluffy Optic™クリーナーヘッドも搭載されており、正確な角度の光で床の表面のホコリを照らし出し、肉眼では見えない微細なホコリの輪郭まで床から浮かび上がらせる。従来の製品に比べて2倍もホコリを可視化できるようになっており、従来の製品に比べて2倍もホコリを可視化できるようになっており、見逃しを防ぐ役割を果たす。ゴミを逃さないための工夫が詰まったモデルである。

また、ピエゾセンサーを搭載しており、吸引モードを「オートモード」に設定すると、ゴミの量が多いと検知した場合に、自動的にDyson Hyperdymium™モーターの吸引力が上がるので、おまかせで掃除できる。

Point ①「フローリング」

往復しなくてもほぼ片道でゴミを取りきれる。微細なゴミもしっかり吸引できるので、掃除後はサラサラ。今回、試した中ではトップの成績となった。ただ、ゴミを取り切った後に、ヘッド内に入った微細なゴミが停止後に落ちることがあった。

Point ②「カーペット」

カーペットでもフローリングと同じく優秀で、どちらもトップの配点に。端までよく吸い込んでいる。Motorbar™クリーナーヘッドも付け替えてカーペットで試してみたが、しっかりかきとっていく。髪の毛の長い方、ペットがいる方は、毛が巻き込みにくいこちらのほうもおすすめしたい。

Point ③「操作性・小回りのよさ」

他社と比較すると背が高く、ヘッドも少し大きめで、広い部屋では短時間で掃除が完了する。その反面、狭い場所などでは、扱いにくさを感じることもあった。ボタンが上のほうにあるので、もう片方の手で操作しなければならないのは少々面倒に感じた。

Point ④「充電のしやすさ」

充電台の引っかける部分が上にあるので、いったん高く持ち上げなければならない。背が高い男性にとってはそれほど気ならないかもしれないが、特に背が低い女性にとっては重いと感じることも。

Point ⑤「ゴミの捨てやすさ」

ゴミ捨てはいったんノズルを外し、レバーを引くだけなので簡単にできる。ただ、袋などに先を入れてからにしないと、飛び散ることがあった。また、髪の毛などが一部巻き付いていて取れないこともあった。

Point ⑥「独自機能」

ゴミを光で照らし可視化でき、さらにセンサーでゴミの量とサイズを計測し、液晶ディスプレイに数値を表示する。。また、付属品の使い勝手がとてもよく、ハンディクリーンナーとしても優秀だ。布団やソファの掃除、細い場所の掃除もアタッチメントを付け替えることでキレイに取れる。

フローリングもカーペットも吸引力はトップ、
付属品が便利で布団なども掃除しやすい

吸引力は、フローリングもカーペットも優れている。今回試した中でも最も優れた成績となった。ヘッドを往復しなくても、片道だけでフローリングの溝に入り込んだ微細なゴミまで取りきることができる。ヘッド幅は日本製のクリーナーと比較すると大きめで、床の広い部分を短時間で掃除できる。

主にフローリングに適したFluffy Optic™クリーナーヘッドと、カーペットなどに適したMotorbar™クリーナーヘッドが付属しており、場所に合わせて使い分け、徹底的に掃除できる。付属品も優れており、ソファ、すき間、棚の上などもアタッチメントをつけかえてキレイにできる。特に毛絡み防止スクリューツールはとても使いやすく、ごっそりとホコリなどが取れる。メインのクリーナーとして、部屋中さまざまな場所で活用できる心強い掃除機である。

HEPAフィルターを採用しており、汚れた空気を外に出さないので、安心して使える点もおすすめポイント。ニオイも他社と比較すると少ないので、気持ちよく掃除ができた。反面、フィルターなどが大きめでしっかり洗う必要がある。

ただ、片手で持ちながら、もう片方の手でON/OFFが必要となるボタン式スイッチが使い勝手の点で気になった。他社の場合、片手でON/OFFや強弱の調整ができるものが多かったので、そのあたりの使い勝手は改良してほしいところだ。

SPEC
本体サイズ(コードレススティック):1095×234×250mm
質量(約):約2.2kg
充電時間:約3.5時間
実勢価格:8万8000円

製品貸与:ダイソン
author: 石井和美

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家電プロレビュアー
石井和美

家電をレビューするため「家電ラボ」を開設、小物家電から冷蔵庫や洗濯機などの大型家電のテストも行っている。製品レビューや家電についての解説はWEB、雑誌、ラジオ、テレビなどで発信している。ライター、家電コメンテーター、家電コンサルタント。
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